ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋のレビュー・感想・評価
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主演二人の相性の良さが心地よい
セス・ローゲンとシャーリーズ・セロンが製作主演を務める男女逆転版『プリティ・ウーマン』は、笑いと毒っ気が散りばめられた王道のラブストーリーでした!
ちなみに、タイトルの『ロング・ショット』は「勝つ見込みの低い候補者」を意味するそうですが、おそらく「フレッドが発射するアレ」のシーンも含めたダブルミーニングと思われます。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『アトミック・ブロンド』など、百戦錬磨の女性役のイメージが強いセロンは、全編ジョークを吐きまくるローゲンとは食い合わせが悪いのでは、と疑っていたのですが、そんな心配を吹き飛ばしてくれる相性の良さを見せてくれました。
普段は政治家として気品ある佇まいを崩さない、セロン演じるシャーロットが、クスリでラリったまま「ある重要な職務」を全うする姿は爆笑必死です。
物語のキーは、ローゲン演じるフレッドの親友で、二人の恋を常に応援してくれるランスというキャラクター。彼が終盤、ずっと隠していた「ある秘密」を明かし、フレッドを激怒させますが、それを通じてフレッド自身も「自身の主張とは裏腹に、自分の中にも無自覚な差別意識があった」ことに気付くシーンは、見ている観客にも自分の差別意識について考えさせる名場面だと感じました。
ライターとしての能力を十二分に発揮し、陰からシャーロットを支えることを選ぶフレッドの姿は、社会的地位の高低にかかわらず、自分の強みを生かして人生を歩むことの尊さを教えてくれます。
実はこっそり出演しているアンディ・サーキスにもご注目を。
下ネタ満載で「下品」で、どこまでがまじめかわからなかったけど、どこ...
下ネタ満載で「下品」で、どこまでがまじめかわからなかったけど、どこか「ホント」があるような映画。音楽がなかなか良かったと思う。ブルース・スプリングスティーンの“I’m On Fire”など。
最高でした!
昨年末の予告編で楽しみにしたいたのにまさかの見逃し。そこを救ってくれたあつぎの映画館kikiさんありがたいです!
metooとか昨今の状況を絡めて語りたいのはよく分かるし、意識して作られている部分はあったが、その辺りを取っ払っても最高に楽しめたし、物語のフォーマット自体はいわゆる格差恋愛ものとして見覚えはあるものの、今の映画としてしっかりアップデートされていて、特にセリフで引用される映画、ドラマがクール。
それにしても、シャーリーズ・セロン好きすぎる。あんなにクールでありながら、下々の俺たちの気持ちもわかってくれそうなあの感じは何なんだろう。「モンスター」で持っていかれてから彼女の作品はほぼ見続けてるけど、本作、トップレベルで好きです。ヤングアダルトもいいな。。いやアトミック・ブロンドかなやはり。。いや。。
ワカンダフォーエバー!で笑いつつやはり、今はゲースロが必須項目である事を痛感して焦る。
主演二人が自分のセルフイメージに近い役柄を生き生きと演じていて化学...
主演二人が自分のセルフイメージに近い役柄を生き生きと演じていて化学反応も抜群! 我らがセス・ローゲンが体制なんかとは切り離された所でドラッグでハイになるのも、シャーリーズ・セロンが"強い女性"というイメージを仮託されるのも僕たちは知っている。何なら少しヒラリー? 途中からドンドン前のめりになっていく"ロマコメ"としての面は、古くはスクリューボール・コメディから名作『ローマの休日』、そして比較的近年ではリチャード・カーティス(ex. 『ノッティングヒルの恋人』)が作り上げた英国産ロマコメというブランドにまで通ずるもので、"身分差"という題材またそこから生じる葛藤は普遍的。しかも本作でのその扱い方がタイムリーで、社会情勢をチクリとしつつ、秀逸な小ボケを量産していく風通しの良さ。主人公二人の"我"を貫き通し、世の中に怒り狂ったりしている点は、個人的に共通性高かった。夢や理想論と鼻で笑われても頑張っていかないと。実際、シャーリーズ・セロンは活動的だし。だから"地球を救う"というテーマでもっと根幹を貫いてほしかった気もしたけど、これくらいが押し付けがましくなくて程よいのかな。その代わり共和党はものすごくディスられていて、毎度ながらこういうのは日本(のメジャー?)じゃ絶対作れないなと思った。
単なる固定観念の逆張りではない力強さ
シャーリーズセロンとセスローゲンなら、圧倒的に前者を観にくる観客が多いことが想像できる(失礼)キャスティングでありながら、安易な非モテ男弄りに走っていないところが非常に好印象。
また、男は仕事、女は家庭という固定観念をひっくり返しておいて、かつ、それぞれに自分の中にあった偏見、差別意識を克服して相手と向き合う姿は、単なる固定観念の逆張り作品とは本質的に異なる。
これがポリティカリーコレクトネスのエンタメ化か、とハリウッドの底力に感服する。
しかしまったく堅い作品ではなく、下ネタからドラッグネタまで何でもありのラブコメで、終始笑いっぱなし。
特にシャーリーズセロンのラリラリ演技は最高。
こんな楽しい作品をありがとう。
王道ラブコメでした
私の好きなシャーリーズ・セロン作品。予告編とか、観ていなかったので、簡単にストーリーを読んで、観てみようかな…と鑑賞。でも、ポスター見て、ちょっと驚き。まるで、美女と野獣。こんな二人が、どんな風に出会って、恋に落ちるのかな…と。結果は、幼なじみでしたね。だったら、こんな美女と野獣でも恋に落ちますね。最も、シャーリーズ・セロンは、見た目で判断するような女性の役ではなかったですけどね。
ストーリーは、アメリカらしいラブコメでした。女性の国務長官とかジャーナリストとか、立場的な意味では、ありえなさそうでしたが、でも、それもコメディかな。意外と、下ネタ満載で、ちょいちょい吹き出しました。シャーリーズ・セロンが、とってもキュートでした。
がんばれフレッド!
超絶バランスのポリティカルラブコメディ! 一級品の出来ですね。
昨年観た「バイス」は、さすがにやり過ぎで後味悪かったのですが、全く同じ題材を扱っていながらこちらは後味爽やか。分断や格差の助長に真っ向から反論しながら、押し付けがましくなく、アメリカってこうじゃなきゃ、という期待に応えた作品だ。
ラブコメディとしても面白い。少年の時の想い出から大人になっての再会。立場の格差が大きすぎる中の奮闘。立ちはだかる困難。完全なる王道だ。そこに政治的な話がうまく放り込まれて、ドタバタする。国という大きな話と、恋愛という2人の話が交錯して、観客を飽きさせずに引っ張る。
シャーリーズ・セロンが演じるシャーロットは、知的美人の高嶺の花。高嶺どころか、次期大統領候補なのだから、どう考えてもテッペンです。どこか冷たいイメージが付きまとうが、本作では人間味ある美女。相変わらずお美しい。セス・ローゲン演じる、ジャーナリストのフレッドは、カタブツで変わり者。自分を曲げるのが嫌いで、かんしゃくを起こして辞職しフリーに。弾け方が半端ない。
ポリティカルな話題はあるので、深く考えても良いし、そうでなければ重い話にはならないので、マジメ不マジメ両面で楽しく観れる良作です。
下ネタ免疫がある人と一緒に行こう
予告を見てからコメディ感があって気になっていた作品でした!1月はいろいろと忙しいので劇場で観るのは無理かな、、と思っていたところ、友達と急遽観れることになったので2人で劇場へ足を運びました〜
主人公は冴えない男で、いい奴だけど頑固でちょっと垢抜けない笑。対してヒロインはまさにカッコいい女性。
2人のなんとも言えず恥ずかしすぎて辛い過去が笑えるのに切ない、、、!
あと、主人公のダメさ加減や人間らしさに共感しつつも、めっちゃ協力してくれる友達!あの人脇役だけどすごいいい人すぎない?主人公何気なく電話してたけどあんなにしてくれる人親友やん。
なんやかんやあってハッピーエンド〜な物語でしたが、
なんてたって下ネタが、、今回一緒に行ったお友達は全然大丈夫な人だったのでよかったのですが序盤から終盤にかけて生々しいシーンはありませんが、それなりの表現は多々あります、!
余計なお世話ですが、下ネタ・エロ・ドラッグに関しての冗談が効かないよな〜って人を誘おうと思っている方がいたら!おすすめしません!
1人で観に行って劇場の座席でクスクス笑っていて下さい。気まずくならずに気にせず帰れます笑。
簡単にまとめると、
愛と友情と情熱にコメディをぶっかけた作品です。
気軽に観れて面白かったですよ!
2020年 4本目「相手の立場になってみなさいよ」
大統領候補の女性議員と新聞記者の恋模様。気軽に楽しく見られる映画だけど、「差別や偏見はよくない」というメッセージが込められていた。民主党と共和党、白人と黒人、キリスト教とユダヤ教、相容れない同士でも相手の立場に立って考えるのが大切。
原題の「Long Shot」には「勝つ見込みの低い候補者」や「大穴」などの意味がある。でも、やってみないと分からない。大統領候補の女性と新聞記者の恋愛、どう考えても不釣り合いで成立しにくそうだが、大切なのは相手を思いやる気持ちで立場や役職は関係ない。
下品だけどロマンチック
終盤、ヒロインが「がたがた言わない、ここはアメリカよ!」(不正確かもですが、たしかこんなセリフ)と言う場面があるのですが、この言葉のとおり、アメリカの自由さとか、抱えてる問題とか、いろんな要素が詰め込まれた映画。
政治的なこと、差別の問題など、いろいろはらんでいながらも、果てしなく明るく、自由、ハッピー!
下ネタ満載、きわどいネタ満載で、下品だけどロマンチック!
シャーリーズ姐さん美しい
最高! 政界の女性差別や不当な圧力などを扱いつつ、徹底的にシャーリーズ・セロン姐さんが美しい、撮影が素晴らしい、笑えて幸せなロマコメ。脚本抜群。凄い!セス・ローゲンもいつも通り良い。セクハラコメンテーターの描写見て、日本でこんな作品できたらいいのにとも思った。
最高かよ!笑えてロマンチックで元気がもらえる!
主演2人が最高!大人だし頭もいいし、シャーロットなんて大統領候補なのに、ものすごく等身大で親近感がわくキャラクターで、もう好感度しかないしかありません。2人を取り巻く周囲のキャラクターも個性的で良い味出してます。
とにかく笑えて、テンション高くて、めちゃくちゃテンポが良いのに、ちゃんとロマンチックでラブストーリー。2人の恋を応援したくなります。
一方でたくさんの要素が盛り込まれてるので、ラブストーリーが苦手な人でもきっと大丈夫。
マーベルネタ、ゲームオブスローンズネタなど、セリフの端々に大量にユーモアが散りばめられてるのも楽しい!あー楽しかった!
シャーリーズ・セロン美しすぎ!
ほのぼのした恋愛映画かと思ったら、意外とリアルな下ネタ満載だった!
でも、あんな下ネタやっといても美しさと上品さに1ミリも翳りなく、むしろ人間味あってさらに美しく輝くシャーリーズ・セロンたら!もー同性でも見とれてしまう美しさ。
今まであちこちで見た格差ものが男女逆転だし、女性の政治活動だったり新鮮で興味深いネタを盛り込みつつ、笑いもあり、変化球で面白かった!
下ネタ苦手な人にはオススメできないけど、
好きなものは素直に好きと言おう、
人の立場を察しよう、
そして昔の自分が今の自分を見たら誇れるのか、
笑いながら色々と考えてしまいました。
だんだんセスもかわいく頼もしく見えちゃうマジック(笑)
仕事も恋も、理想か妥協か?
会社の人に勧められて鑑賞(字幕)。
身分違いの恋…。自分からすれば、雲の上の人。だからこそ惹かれてしまうんだ…。でも、両想いなんて夢のまた夢、と思っていたら、ふたりの恋が始まりました。
しかしこの恋、前途多難。上手く行くと思っても、そうは問屋が卸さない。身分違いならではの障害が立ち塞がり、いったいどうなる、ふたりの行方?―この王道感、好きです。
これまで追い求めて来た理想へ邁進するのか?
はたまた夢を掴むために妥協するのか?
究極の選択を迫られ、ふたりが出した答えとは…?
納得!…てかそうなってもらわな困る!
小ネタ、下ネタ大量投下!
さすがセス・ローゲン、、、
ふたりを危機に陥れるのが、まさかの顔射とは(笑)。
「マイ・フェア・レディ」や「プリティ・ウーマン」など、類似作は数あれど、本作はいつもと立場が逆転しているのが面白いなと思いました。時代性だなぁ…。ロマンティック度合いは抑え目でしたが、なかなか素敵な物語でした。
※修正(2022/03/29)
才色兼備の国務長官とうだつのあがらないジャーナリストとの恋愛をシニ...
才色兼備の国務長官とうだつのあがらないジャーナリストとの恋愛をシニカルに描いた、シャーリーズ・セロンとセス・ローゲン主演のラブコメディ。こんなストーリー好きです。おもしろかったです。
男女逆転版シンデレラストーリー
今年の映画初めとして、1月9日(木)に、大人のラブ・コメディ映画の本作をTOHOシネマズ二条まで独りで鑑賞に行き、初笑いしてきました。
率直な感想としましては、
大人のロマンティックコメディ映画でしたが、下ネタ全開で少々私でもドン引きしそうなくらいの内容でしたが、かなり笑えました。
また、アメリカでは民主党支持者受けする映画っぽい政治ネタが多い内容でもありました。
思いの外、カメオ出演というか堂々と友情出演していたボーイズⅡメンをはじめ映画音楽の選曲センスが実に良くて、CDやデジタル配信ともに、サントラ盤(OST)の発売がないのが本当に惜しいくらいでした。
因みに、この”LONG SHOT”とは、遠くにある的を射るのはなかなか難しい事から転じて、「見込みがない」だとか、或いは、政治的表現では、この候補者は「泡沫候補」だとかいう意味合いの使い方をする言い回しだそうです。
ハッピーエンドで、大人のロマコメ映画としてある程度年齢を重ねたカップルが観るにも最適な作品かも知れないですが、ただ品の無い、なかなか凄い下ネタが全開でしたので、お上品なカップルや親子鑑賞には不向きかも知れないのでご注意下さい。
映画の設定的には、ロブ・ライナー監督による、アメリカ大統領役のマイケル・ダグラスと環境問題ロビイスト役のアネット・ベニングのラブ・ストーリー映画『アメリカン・プレジデント』(1995年)の男女逆転版的な映画で、これまでありそうでなかった設定の映画です。
女性の方が男性よりも社会的地位が上という映画は、オードリー・ヘプバーン&グレゴリー・ペックの名作『ローマの休日』(1953年)など数作はありはしましたが、その多くは『マイ・フェア・レディ』(1964年)然り、その現代版的な作品の、リチャード・ギア&ジュリア・ロバーツの『プリティ・ウーマン』(1990年)など、男性優位のシンデレラ的なラブ・ストーリーの方が多くを占めていたように思います。
今回の作品は、そういった『アメリカン・プレジデント』と『プリティ・ウーマン』を併せて、男女の設定をひっくり返したかのような逆シンデレラ・ストーリーでした。
この『ロング・ショット』は、そういったシンデレラ物語を、現代風にアレンジするべく、男女の立場を入れ替えたところが実に今風でユニークでしたね。
尚、本作品が『プリティ・ウーマン』を意識的に倣っているというのは、劇中の主人公の男女がアルゼンチンのホールの別室でダンスするシーンで、同作品の挿入歌でもある「It Must Have Been Love」の曲を流してダンスしたりする辺りからも明らかでした。
また、現代的な女性像を意識してか、シャーロットが、ブルース・スプリングスティーンの「I'm on Fire」のような曲が好きだとフレッドと意気投合する辺りも、強い女性像を表すよう意図しているかのようでした。
そもそもが、『マッド・マックス/怒りのデスロード』(2015年)では丸刈りの女性戦士のフュリオサ役を演じたり、『アトミック・ブロンド』(2017年)でも、スタントマンなしで、イギリス秘密情報部MI6の敏腕女性エージェントのロレーン役で壮絶なアクションをこなすなど、シャーリーズ・セロン自身には強い女性像という印象自体は染みついてはおりますが、今作品では、それ以上に、容姿端麗で才色兼備な国務長官という要職に就く女性像を実にそつなく演じていて、素晴らしかったですね!!
今作品では、シャーロット・フィールドという女性側の役柄をアメリカの国務長官として設定したところがミソでしたね。
実際にマデレーン・オルブライトやスーザン・ライスという過去にアメリカには女性の国務長官がいましたので、その点でも違和感はなかったですからね。
一方で、男性側のフレッド・フラスキーは、幼い時分からご近所に住んでいた幼馴染みの年上の彼女(シャーロット)にベビーシッターしてもらっていた古くからの友人で、今ではリストラされる前に、自分から退職した失業中のジャーナリスト。いわゆる「物書き」。
そんな彼が、ボーイズⅡメンも登場する、環境保護問題に関するチャリティーパーティーで、彼女と再会を果たし、その後は、シャーロットが次期大統領選に出馬するにあたり、スピーチライターとして陰ながらサポートするという展開。
環境保護問題をはじめ主要課題に対し、ウィットの効いたスピーチ原稿作成のために、二人が徐々に距離感を狭めて、内容確認を通して感情の起伏も生じるといったドラマ展開がすごく自然で面白かったです。
さらに、国務長官という仕事柄からも、二人は世界各国を飛び回る事になるので、様々な国のロケーションも堪能出来るのも観客の楽しみの一つになるかも知れないですね。
国務長官という職務に疲れたシャーロットが息抜きでフレッドと共にお忍びで街へ繰り出す辺りは、あたかも『ローマの休日』かのようでもありました。
本作品は政治の世界を扱っていることもあり、大企業からの献金問題、あるいは多国間との裏外交、それにLGBTQなどのマイノリティの問題や、アフリカ系アメリカ人やユダヤ人などの人種差別問題などといった現在の米国政権への辛辣な批判とも受け取れる演出もキチンと盛り込まれていましたので、どちらかというとリベラルな民主党支持者受けする映画という感もありはしましたね。
但し、その辺りの扱いはさほど深刻なものでもなく、むしろ下ネタの方が強烈な印象でしたね(笑)。
その他、「ワガンダ、フォーエバー!」などの台詞など、MARVELコミックや人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』などの引用箇所もあったりと、面白く観る事が出来ました。
そもそも国務長官という重責にある人物が、この様な軽はずみな行動を採るなんて非現実的すぎるというご意見の御方もあるかも知れないですが、そこは、学生の頃から環境問題の解決のために将来、女性初の大統領になることを夢見てきたシャーロットが、フレッドを媒介として、かつての自分の意思を再確認し、自分自身の主義主張を取り戻すといった、謂わば、素敵なお伽噺ですので、そこは寛容な目でご覧下さればと思います。
さて、シャーロットとフレッドの恋は成就するのか。また、彼女は念願の女性初の大統領になれるのか。
その後の過程が、気になる御方々は、ぜひ映画館でご確認頂ければと思います。
凄くお下劣な下ネタ騒動がありながらも、それを乗り越えていく過程には、笑いと共に感動を呼ぶ結末になっていますのでご期待下さい。
シャーリーズ・セロン&セス・ローゲンといったコンビは、美女と野獣というか、美女と熊さんみたいな容姿から、いったいどんな映画になるのかと思っていましたが、本作品は二人がプロデューサーも務めているだけあって、なかなか相性もピッタリでした。
アレクサンダー・スカルスガルド扮するカナダ首相役は分かりましたが、あのアンディ・サーキスは一体どこに出ていたのと思わせるほどの特殊メイキャップぶりも面白かったです。
今作品で、シャーリーズ・セロンは、美しくてアクションをこなせるだけでなく、コメディエンヌとしても立派に演じる事が出来る、本当に、何でもこなせる凄い女優だと感心しきりでした。
私的な評価としましては、
少々ドン引きするほどのお下劣な下ネタも全開なロマコメ映画でしたが、政治の世界を扱い、要職に就く人間の心理の変化もよく描き、過去のロマコメ映画を下敷きにしながら、見事に今風の男女逆転型のシンデレラ・ストーリーを再構築していましたね。
脇を固める俳優陣も良くて、下ネタ全開なので、お上品なカップルには向かない映画かも知れないですが、ある程度の大人の観客には男女ともに充分楽しめる作品になっていましたので、お正月に幸先良く初笑い出来ましたので、五つ星評価的にも四つ星評価の★★★★(4.0点)の高評価も相応しい作品でした。
女神シャーリーズ・セロン
ストーリーより何よりとにかくシャーリーズ・セロンの美しさを楽しめる作品です
テンポよく進むストーリーで面白いんだけど、シャーリーズ・セロンが美しすぎて全てを圧倒してました
セス・ローゲンも応援したくなるキャラで、最後はお似合いのカップルに見える不思議
劇中の曲もとっても良かったです
全128件中、41~60件目を表示