「次はテイラー・スウィフトで!」ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
次はテイラー・スウィフトで!
日本だとこんなにパンチの効いた政治ネタは扱えないんだろうなぁ~。特に環境問題を取り上げたエピソードなんて、海を除いて、森林を除いてって・・・(笑)。さすがにトランプを風刺するような直接的なものじゃないけど、俳優がどうのこうのだったからブッシュ親子の辺りか?
シャーリーズ・セロンは永遠に魅力的。こんな女性に惚れなきゃ男が廃る!てくらいに美しかったですが、今回の役は政治家。分刻みでスケジュールがぎっしり詰まってるところで、いかに恋愛ものに持ち込むのか。男としては1分で口説き落とさなければならないほど、高いハードルが待ち構えてるのだ。しかも、うまくベッドインしても直ぐに捨てられるかもしれない恋愛の脆さだってあるのです。二人とも早かったのはこのせいか?(笑)
政治家や資産家の脅迫にも似た恫喝は許せない。それを受け入れるからこそ馴れ合いの腐敗した政治に陥るのだから。ただ、アメリカの場合は任期がある大統領制となっていて、時間的な腐敗にはならないような仕組み。もしや、シャーリーズも妥協という甘い罠を受け入れるのか?と恐る恐る見ていたけど、やっぱりセロンのことまで考慮した結果となりました・・・(あ、セロンじゃなくて世論です)
そんなこんなで、“ロングショット”の意味はどうやって解釈すればいいの?まさかウンパルンパを引きの映像でとらえることか?などと、ラビ・パテルがウンパルンパにしか見えなくなってしまいます。顔射シーンはむしろ接写だったし・・・それにしても上向きで顔まで到達するのは凄いぞ!(何が)
最後の演説はよかったです。ちょっと涙がちょちょぎれました。やっぱりプロンプター無しで素直な気持ちを伝えるのがいいですね。あと、気に入ったセリフが「クソ大統領」、「誰だってオナニーするだろ!」でした。