「退屈な内容に意味があるとは。」15時17分、パリ行き ちゃーるすとんさんの映画レビュー(感想・評価)
退屈な内容に意味があるとは。
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90分という、短めの映画の中に、まぁ恐らく短い事件をどのように映画に入れてくるのかと思っていたら、初めの60分間くらいは、親友3人の馴れ初めと、ヨーロッパ旅行が延々と流れていく時間に、退屈した。
事件のことも、映画のこともあまり知らずに見に行ったせいか、3人の演技は全然普通だし、息がぴったりあっていてすごいな、、、誰だろ。と思ってみていた。
ヨーロッパ旅行の合間にも、サブリミナルに事件のシーンがカットインしてきたため、深刻な事件だったんだなぁと思ってみたあとの後半戦、事件自体は解決し、3人に栄誉が与えられたシーンで終わる。
なんだこれは。正直思った。事件の解決方法や、3人の気持ちの変化が、馴れ初め~事件が終わるまでに表現されていて、初志貫徹の素晴らしいストーリーだとは思ったものの、前半の退屈、事件の単純さが入り交じり、いい映画とは思わずに終わった。
エンドロール、早めに帰らなくて本当によかった。
ん?3人のキャスト、同じ名前…
3人とも、本人であることに最後に気づいた時鳥肌が凄かった。
それならば、3人の息ぴったりさも、実際の映像シーンの荒い映像も理解できる。
実話だが、ドラマチックにするために少し手を加えたという注釈も、なんだか心温まるものであった。
この映画は、単純にストーリーとか演技とかでは測れない、本当の実話だった。ので、点数は甘め。
ハドソン川の奇跡は本当に感動したが、さすが、としか言いようがない。
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