「引っ張りがうまい」ラブレス アリンコさんの映画レビュー(感想・評価)
引っ張りがうまい
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一つのシーンに対して回答が、2つ3つ先のシーンにあるのでずっと興味が持続する。
ラブレスというタイトルにふさわしく登場人物の誰にも愛が無い。唯一愛があったのはボランティアのリーダーの、遺体の前で泣き崩れる両親への鋭い視線だった。
ところで遺体は結局本当に息子ではなかったのか。結構息子は見つからなかったとの解釈のレビューがあるが、あのリアクションは息子の死を受け入れられないという描写にしか見えないのだが。
ところどころ、え?って思う皮肉がある。
最後の子供をポイっと柵の中にしまうボリスは、映画史上に残る最低親父っぷりだった。
役者は全員素晴らしかった
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