「黒魔術のやり方を何となく学ぶ映画。」ドント・イット Toyさんの映画レビュー(感想・評価)
黒魔術のやり方を何となく学ぶ映画。
あらすじを見て借りたので、出だしは復讐の為に色々準備する冷静な母親の行動力が無駄なく良かった。この段階で今から何か始まるであろうワクワク感があり、期待大‼︎
ただ、ソロモンさんに会ってからのストーリーは最悪。この人は傲慢で態度悪すぎだし、こんな人に大金払って黒魔術の為に何ヶ月も同居するとか最悪だわ。なんか主人公綺麗だし身の危険を感じる…。
1時間以上ホラー感は無しで、永遠と主人公がソロモンに無茶振り(黒魔術)をやらされてるつまらない内容。胸糞だし。
それでも私はまだ期待してた。こんな長らく特に何もアクションが無い無駄な時間があっても、これがあってこそ後半が一気に盛り上がるのかな?と…。
そして期待した結果、
《いや、なんか出てきたけれども(・・;)》
みたいなシュールさ。
なにこれ?
こんな内容ならいっそのこと、復讐心に燃えた主人公の気持ちを逆手にとった黒魔術士ソロモンが実はサイコパスで、結界を張ったから何ヶ月も外に出れないのを良いことに主人公に黒魔術と言いながら色々な方法で精神的、肉体的に追い詰めるサイコホラー系の方がマシ‼︎
そして実はソロモンが息子を生贄に使った張本人でした‼︎とかの方がありきたりだけど多少なりと盛り上がる。
だってソロモンのラストは浮かばれなさすぎる。
いや、致命傷なんだし儀式中断してでも一度病院行ってくれよ。
貴方がいなくなったから儀式がグダグダになってしまって最後わけわからん守護神?召喚されて無理矢理綺麗にまとめられちゃっただろ!
ちゃんと仕事してくれよ…。
復讐は何も生まれない。許す心を持ちなさい。的なメッセージ?
猟奇的に復讐するシーンや、その見返りに主人公も呪わて〜みたいなの想像してたのに…。
怖いパッケージ使うホラーならちゃんとホラーして‼︎
☆の評価は、主人公の悲壮感漂うナチュラルな年相応の美しさと、ストーリーに合った全体的な色調と情景が良かったです。