「とても良かったですよ」名探偵コナン ゼロの執行人 ゆりぼう.comさんの映画レビュー(感想・評価)
とても良かったですよ
まず、子ども向けの映画ではないという意見が多いようですが、子どもだけでなく、大人にとっても難しい話であることは見た人はみんな、そして原作者の青山剛昌さんももちろんわかっていると思います。
しかしそこがいいと私は思っています。
今ある私たちの脳みそでは追いつかない、けれど筋の通ったお話だから、頭を働かせながら見ることができるし、考えるところに成長はあると思います。
私が子供の頃から、映画に限らずよくわからない話が多かったですよコナンは笑
それでもお子さんは見に行きたいと思うんです。よくわからないとわかってても。
わからないから何度も見てわかるようになる、それが成長なのではないでしょうか。
最初からこちらの頭脳向けに話のレベルを下げられてる方が嫌ですかね私は。笑
映画の内容も良かったです。
事件の解決に向けては、警察を初め、公安警察や、今回は弁護士の妃さんも登場しました。
そして最終的に人の命を救ったのは、ドローンを直接操作した子供達と灰原であるというところが、単に子どもたちに華を持たせたという意味合い以上に、日本の次の世代の担い手の象徴を表したかったように思います。
いつもそうですが、コナンくんがどうやって沢山の人の命を守るのかに注目させられます。同じ状況になってもあれだけの行動ができるのは素晴らしく魅力がある人物だと思います。(実在しない人間なので当たり前かもしれませんが笑)
あんなに小さい体でも、絶対に諦めない姿勢が本当に好きで、話が難しくても必ず見に行ってしまいます。
安室さんとコナンくんは、少し立場が違っても、結局ハートが似てるのだなと改めて感じました。彼の愛車もボロボロで、それでもいい、なりふり構ってられないって感じがコナンくんと似てますね。
今回の作品、正義のいろんな面を考えさせられるいい話でした。