「子供向けじゃねえぞコレは」名探偵コナン ゼロの執行人 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
子供向けじゃねえぞコレは
阿笠博士のドローン、東京サミット会場、衛星・白鳥を説明した後でドカーンとテロ事件が起きて、毛利小五郎が容疑者になんのね。
それで警察による証拠でっち上げとか、公安警察と公安検察の話とか、たぶん実際にあった「PC遠隔操作事件」も題材にしながら出してくるのね。もう、子供は理解できないでしょ、これ。だいたい「公安って何?」って話だよね。僕も良く解らないもん。
しかし、コナン君の活躍は大してないまま毛利小五郎は不起訴処分で釈放され、ここから「テロ事件の犯人はアイツだ!」とコナン君の推理が冴えんのね。まあ、ちょっと無理ある推理な気はすんだけど。
ここからは子供でも解る筋立てになってんだよね。コナン君のスケボーと安室さんの車がビュンビュン走って。なんだかんだで張ってきた伏線回収して犯人捕まえて。衛星・白鳥のカプセルが警視庁に墜落すんのを主に子供三人の活躍で防いで。
「あーやれやれ」ってこんな簡単に終わるわけないよねと思ってると、やっぱり蘭が非難してたところに衛星のカプセルがいっちゃうんだよね。
ここから安室さんが車を飛ばす飛ばす。渋滞でドリフトやめようね。絶対、ぶつかるから。しかし時速を180kmに上げると華麗なジャンプは決まり、片輪走行で正面から来る電車も交わし、立体駐車場らしきものの高層階まで。
ここから「タイミングはいまだ!」と衛星に向けてのジャンプを試みるんだけど「高さが足りない!」ってなって一周して再チャレンジ。衛星、そんなに遅くないからね。一周してる間に通り過ぎちゃうよ。
車をぶつけてカプセルの進路をそらすのかなと思ったら、コナン君のサッカーボールが!それで、カプセルの進路がわずかに逸れた!って、この辺は子供向けでいいね。
まあ、それで大団円だったかな。エンディングは福山雅治で「こんなところに楽曲提供する福山すげえな」と思って。エンドロール後にはなんと!「名探偵コナン 2019年 GW 公開決定!」のお知らせが!はい、一年一本だもんねとおかしかったよ。
平日の夜に行ったんだけど、劇場はけっこう人が入ってた。子供の頃から見て、ずっと見てるって人も多いんだろうな。
すごく面白かったから過去作も観てみようと思ったよ。