「シンゴジラになれなかったイケメンカーアクション映画」名探偵コナン ゼロの執行人 ポプさんの映画レビュー(感想・評価)
シンゴジラになれなかったイケメンカーアクション映画
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友人に誘われて久しぶりのコナン映画として鑑賞したが、正直がっかりだった。
私が感じた問題点は
・犯行手段がよく練られたトリックではなく便利なツールを用いたゴリ押し。
・有名人を声優に用いたキャラの存在意義が薄い。雰囲気だけで重要な活躍は無し。
・今回の要である公安の仕組みがややこしく物語が理解しづらい。
など。
それと法律や警察についての専門知識のひけらかしや防災服を着た閣僚が集まるシーンなどがあり、「シンゴジラ」に影響を受けたのかなと個人的には思えるところがあった。安室(と公安)を「国を守るカッコイイ存在」と描写しているのもその一つだと思う。しかし話の壮大さや面白さ、作り込みはシンゴジラに遠く及ばない。
つまるところイケメンキャラが派手なカーアクションするのを観客の女子がキャーキャー喜ぶだけの映画だった。興行的には成功だろうが話は微妙。
今後制作サイドが味をしめてキャラ人気をあてにし、ストーリーを軽んじるような志が低いまねを続けるなら悲しい限りだ。
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