「おもしろかったです」移動都市 モータル・エンジン maruさんの映画レビュー(感想・評価)
おもしろかったです
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主人公と脇役のキャラクター像、配役のしかたは、高度なマニュアルでもあるかのように、きちんと組み立てられている。
ストーリーも「映画として」とても見やすい。「都市が都市を食う」という、なぞの設定に説得力を持たせるにはちょっと要素が足りない気もするが、1000年後の未来の価値観なんぞ知る由もない。「移動する都市が一番!」という価値感を持った人間のいる世界なのだろうと、素直に思って映画の世界にひたると、楽しめる。
終盤、「カミカゼ」っぽい戦い方や、日本人っぽい女性像は、日本人にとっては(うん?)と思うところモアあったが、逆に考えれば(1000年後も日本人に対するイメージはそんな感じなんかい!ていうか、カミカゼ的な戦い方は顕在なのか)と、思った。
現在の思考と過去の思考が交錯するSF世界で、価値観の入り混じった表現が観れてそれはそれで面白かった。
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