劇場公開日 2019年3月1日

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「既視感満載。いろんな要素の詰め込みファンタジー!!」移動都市 モータル・エンジン 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0既視感満載。いろんな要素の詰め込みファンタジー!!

2019年3月12日
PCから投稿

興奮

知的

難しい

【賛否両論チェック】
賛:移動都市が捕食し合う中で、少女が支配者に戦いを挑んでいく姿が、勇ましくて痛快。映像美も見事。
否:どこかで観たことあるような要素がとにかく詰め込まれている感が満載。設定や展開等、ツッコみどころもありすぎる。

 設定は非常に斬新です。移動する都市同士がお互いに捕食し合い、その他の地は生きるのも難しいという世界にあって、母を殺された少女が仲間を見つけながら、仇の支配者に戦いを挑むという、観ていてハラハラドキドキさせられる雰囲気が楽しいです。
 ただ斬新な分ツッコみどころも多く、何より感じてしまうのは、
「何か観たことあるなぁ・・・」
っていう要素がふんだんに盛り込まれていることでしょうか。ヒロインを追う謎の生命体・シュライクや、お尋ね者の女性革命家、壁に守られた第三の都市での攻防等々、どうしても既視感があるものがとにかく詰め込まれている感が否めないのも事実です。
 とはいうものの、こんな世界を見事に体現している映像技術は圧巻ですので、気になった方は是非ご覧になってみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド