「続きモノなので予習必須です。」GODZILLA 決戦機動増殖都市 a7aさんの映画レビュー(感想・評価)
続きモノなので予習必須です。
(これから見る人へ)
まず、この映画は続きモノの中継ぎ作品なので、前作を見てからの鑑賞をお願いします。
いやいや、前作見るだけじゃ足りないかな。
そもそもこのシリーズ自体が「ゴジラ」という存在に対して独自解釈、独自世界観を形成したスピンオフ映画という表現の仕方が一番しっくりくるのではないか思うので。
小説「GODZILLA 怪獣黙示録」での予習があればなお良し。というか予習がほぼ必須と言えます。
なので、初めてこの映画を見ようとしても単体としては深く楽しめませんのでおススメしません。それは名作漫画作品の途中の巻から読み始める感じですかね。例えばドラゴンボールの20巻目からいきなり読み出す感じで面白そうなことをやってるのは感じるけど、キャラとか世界観とかがわからんなぁってなるだろう。
ただし、映画の出来自体はかなり良いです。こういうSFは個人的に好き。世界観を理解しているならかなりハッピーな2時間弱を過ごせると思います。画質、キャラデザについては「ポリゴンピクチュアズ調」と言った塩梅で、TVアニメ「シドニアの騎士」のあの感じ。大好き。
一見さんにはとてもおススメできる映画では無いですが、良作アニメを見るためにこれから世界観ごと予習してやろうという熱量の高い方なら(最近面白い事無いなぁ、面白いシリーズ無いかなぁと探している方なら)小説から入ってください。しっかり満足できると思います。
このシリーズ、間口狭いよなぁ。かなり良作アニメなんでみんなに見てほしいんだけど、いかんせん楽しむまでのハードルが高すぎる。そこが残念だ。
星点数は5は付けるほどの感動絶賛ではないが、良作なので4.5点、
そこから一見さん置いてけぼり-1点で3.5点といたします。
世界観理解せずに「ゴジラ」を知ってるぐらいの人だと星は付けられない(低評価)も仕方ないと思います。