道士下山のレビュー・感想・評価
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井の中の蛙大海を知る
ワイヤーアクション満載かつ、武術というか妖術の領域のアクションシーン。
中国武術が見たいならオススメはできない。
一人の道士が出会い、別れ、恩義、愛、怨恨、赦しを経験し、その道のりで武術を通じ悟りへ到達するって感じ。
大自然の摂理の中では人一人の強さなんてちっぽけなモノかもね。
とりあえず
若かりしワン・バオチャン、チャン・チェン、チャン・クォックワン、タイガー・フー・チェンのアクションが見れて良かったかな。ワイヤーなしのガチのアクションが見たかったんだけどね。
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ワイヤーアクションもそればっかりだと飽きてくるし、もう新味もない
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①失敗の原因は、物語の合間にワイヤーアクションを取り入れるのではなく、ワイヤーアクションの合間に物語が入っているような作りになっているせい。特に後半は殆どそんな感じ。②冒頭と、第一エピソードの街医者との交流までは主人公の成長物語風であったのが、その後は主人公は脇に回ってしまい武術一門(最後はマフィアのボスを兼任する警察長官みたいなのも入ってくる)を廻るいざこざに巻き込まれて右往左往しているだけみたいな感じになる。③その合間に武術の師匠や高僧が悟りや教えを説くシーンが挿入されるが、付け足しみたいで心に響かない。悪役側の親子の描き方も中途半端。ラストはもうグタグタ。脚本が悪いからだが、監督であるチェン・カイコーも脚本に加わっているのだから、チェン・カイコーも盛りを過ぎたということか。『空海』もダメだったし。
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