「ままならなさ」ロープ 戦場の生命線 きーとろさんの映画レビュー(感想・評価)
ままならなさ
ベニチオデルトロに惹かれて鑑賞。
オープニングの演出が良く、わくわくしました。
本作は戦争による被害やそれに関わる人の心情を描いています。ドキュメンタリー調で、リアリティが感じられました。それなのにコメディチックなチグハグ感がおもしろかったです。
ロープがなかなか手に入らないところなんかはおもしろくはあるのですが、全体的に展開がゆっくりなので、退屈に思う人もいるかもしれません。このままならなさも本作のメッセージと捉えられるかもしれません。
キャラとしてはティムロビンス演じるビーが愉快な性格で好きでしたね。
ベニチオデルトロはいつも通り格好いいのですが、『ボーダーライン』に比べると輝きは控えめに感じました。
感情移入したのはメラニーティエリー演じるソフィーでした。
停戦中の話ということもあり、戦争の悲惨さはダイレクトには描かれていません。しかし、考えさせられる演出がされています。ラストはストーリー展開はもちろん、曲も良かったです。
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