「それなりに楽しんだというところ。」カメラを止めるな! 葵須さんの映画レビュー(感想・評価)
それなりに楽しんだというところ。
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ホラー界隈?で評判が良かったのを聞いていたところ3年越しに見てのレビュー。
モチーフの内容がワンカットで短いので必然的にテーマはあまり盛り込めなくなる
のだと思う。映画を見終わって大きな充足感は自分はなかったが、面白い作りでは
あったと思う。三段形式で
①ホラー作品として視聴者にせまり、②に移行する00:36:00頃に種明かし(ちゃんと見てれば
種は分かる。
②ドキュメンタリー仕立てで映画作りのフィクションを見せる
③エンディングの3minぐらいで軽く撮影裏風景(実際)を見せる
という形式。
この作品を楽しめるのはホラー(ゾンビ)好きの一部、創作界隈にいる人、リーダーシップ
が必要な立場にいる人くらいで、そういうのと縁遠い人には刺さらないかもしれない。
欠点と思うのは、この作品で言いたいことを何かに落とし込むようなテーマ性を感じられ
なかった事。作品構造上、『なりゆき』を見せるだけになってしまっており、深堀できてない
ように感じた。①日暮隆之監督という人物についてはもう少し知りたかった。もう一点と
しては、女性陣3人の見せ場で見せられる活躍に比べて、男性陣は愚かに描かれすぎに
感じた点。監督くらいには活躍シーンをさらに作ってやってほしかった。
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