「ホラー×ハートフル×コメディ詰め合わせの秀作」カメラを止めるな! オレさんの映画レビュー(感想・評価)
ホラー×ハートフル×コメディ詰め合わせの秀作
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ある廃墟にて行われていたゾンビ映画の撮影。
クオリティの高さを求めて暴走気味になる監督に耐えかね、休憩を取り始めた製作陣に突如襲いかかる本物のゾンビ達。
頑なに映像を残すよう指示する監督、逃げ惑うキャスト陣らのどこか違和感のある緊迫とした映像とその真意を描いた2018年最大のダークホースかつ話題作となった作品。
SNSを中心とした口コミが評判を呼び、都内上映たったの2館スタートから約3ヶ月で全国300館以上の上映にまで拡大したというWikipediaに書いてありそうな典型的な大成功を収めた今作。
失礼を承知で言うが、本当に全くの無名の俳優陣と製作陣によるインディーズ映画という条件の下、キャストのネームバリューではなく、構成や見せ方や空気感をよく練りこんだ脚色の力が光った、すごく娯楽的で面白いけど良い話でもあるいいとこ取りの作品だと感じた。
こういう物語の裏側的部分を描く手法にどこか三谷幸喜感もあって、いろんな映画のオマージュも感じさせた。
多分ここから「カメ止め出演俳優」や「カメ止め製作陣」っていう言葉で他作品も売り込まれるんだろうなと思う笑。
この快進撃がどこまで続くのか楽しみだ。
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