「ゾンビ映画!?からの!!」カメラを止めるな! ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビ映画!?からの!!
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何重にもなっているメタフィクショナルな視点が超絶楽しい作品。
後半なにあれ、絶対笑う!
いきなり自主制作っぽいゾンビ映画(しかもゾンビ映画を撮ろうとしている人たちのゾンビ映画)が始まり、ハラハラするも困惑。
謎の演技の間。謎のカメラワーク。謎の登場人物の行動。謎の棒読みセリフ・・・。
でもちゃんとぜーんぶ後半で理由がわかる。というかその前半の「違和感」がこの映画のキモだった。
ゾンビ映画エンドロールの後は、そのゾンビ映画の制作背景(やたらリアル)、制作過程、カメラの後ろで起こってることが明かされる。
観客は前半のゾンビ映画を今度は劇中劇として観る視点に変わるのだ。
しかも登場人物の役者たちは生放送ドラマなのに予定通りに動いてくれず、監督の妻や娘を巻き込んでのドタバタ撮影に発展していく。この生放送=カメラを止められないという設定がまた良い!
私たち観客は登場人物たちと一緒にハラハラしながらライブ感と共に見守ることになるし、カメラを止めまいとする登場人物たちの行動が面白いからだ。
いやー映画館であんなに笑ったの久しぶり。楽しい映画体験だった。
涼宮ハルヒのアニメ1期の「朝比奈ミクルの冒険」を思い出した。まずは本番ぶっ混むぞ精神。
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