「トーマス・アルフレッドソン監督作とは信じられない壮絶な駄作」スノーマン 雪闇の殺人鬼 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
トーマス・アルフレッドソン監督作とは信じられない壮絶な駄作
オスロ市警に勤めるかつてのエリート捜査官ハリーはかつて連続殺人を追っていたが迷宮入りとなってしまい飲んだくれの生活を送っていた。ある日自分宛の郵便物の中に犯行予告のような手紙を見つけ、同じ頃女性の失踪事件が発生、現場に残されていた雪だるまから自分宛の手紙と関連があるのではないかと疑っていたところに別の失踪事件が発生、自分が追っていた連続殺人犯との関連を発見したハリーは捜査チームを立ち上げて捜査にあたるが・・・。
推理サスペンスの要素がほとんどなく、凄惨な殺人も控え目。捜査チームがとにかくドジでどうしようもなく、ノルウェーが舞台なのに全編英語で違和感バリバリ。そもそも雪景色を少しも魅力的に撮れていない時点で存在意義がさっぱりなく、我が人生ベストワン映画『ぼくのエリ』を撮ったトーマス・アルフレッドソン監督作とは俄かに信じられない余りにも不甲斐ない出来に落胆しました。同作でタッグを組んだ撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマが参加していないのが実に残念。加えてシャルロット・ゲンスブールの壮絶な劣化ぶりにも驚愕しました。
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