ういらぶ。のレビュー・感想・評価
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平野ファンのための映画ですね。
ハートの岩のはなかなかよかったです。
ハッピーエンドで終わるのが最初からわかっていながら最後まで観ました。
磯村さんとティナさん、伊藤さんがいい味出してましたね。
共依存からの成長
恋愛映画は普段見ないので、序盤はなかなか作品に入り込めず、共依存こじらせカップルという図式に違和感を覚えていた。
ただ話が進むにつれ、桜井さん演じる優羽と、平野さん演じる和泉の関係性が変わっていくのが興味深かった。
磯村さん(安定感のあるお芝居で素晴らしい)演じる藤の登場で掻き回されていくのも面白いし、
思い出の場所のことを和泉が覚えてないとか言っちゃうところで、優羽が今まで抑えていた感情が爆発。からの涙。
あの何も歯向かわない優羽が素直な感情を露わした瞬間、なんだかもらい泣きしそうになった。
お互いの関係性がどんどん変わっていったけれど、最終的に優羽と和泉の心が成長して、良い形で幸せになったのが清々しい。
たまにはこういう映画も良いなぁと思った。
あっ、、、ウェディングの妄想はかなり笑わせてもらった(^^;
意外と深いのかな?
私、おっさんですが若者向け青春恋愛映画好きです。
でも、序盤この作品は合わないかもと思いかけました。
凛のドSとヘタレの二面性がしっくりこない気がして・・・。
だったのですが、磯村さんと玉城さんが上手なのか映画のバランスを取ってくれる感じで、だんだんと話が面白くなってきました。
そして、中盤に健太郎さんと桜田ひよりさんが投入された所からは、引き込まれて見入ってました。
役者さんの布陣が素晴らしかったと思います。
特に桜井日奈子さんが良かった。
かのじょ(仮)になって、優羽の部屋でのシーン、こぼれ落ちた昔の写真を見つけての素直な笑顔からの、表情の変化の流れは見事だったと思います。
それから、平野さんは声が良いですね。
気持ちを言葉にした時、台詞が染み込んでくる感じ。
ファンの人が、この映画を高評価なのは、その辺りなのかも。
序盤、素直に応援できなかった凛を、気付いたら応援しちゃってました。
と、偉そうに書きましたが、私は演技の上手い下手はよくわからない素人です。すみません。
さて、もしこの映画にテーマがあるのならば、“変わる事”かなと思ったんです。最初は。
二人の幼い面、変わりたいという気持ちが、かなり強調されてストーリーが進んでましたから。
でも、終盤のハートの形の岩の場面で、「子供の頃なら見つけられた」って感じの事を言うんです。
ハッとしました。二人、子供のままでもなかったんですね。
知らず知らず変わってしまった部分もあったのです。
結局、恋愛に限らず、人は自分の変えたい所は意識するのですが、変わってしまった部分は気付き難いものなんですね。
自分を変える事は、勿論成長なんですが、自分の変わってしまった部分に気付くのも、一つの成長の形なんだと思います。
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