あいあい傘のレビュー・感想・評価
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松竹新喜劇
みたいでしたね。
役者さんも良かったし、
話もわるくないし(泣いてた女の子は誰なのかわからなかったけど、、)
気になったのが二点。
倉科カナさんの洋服はあれでいいの?
なんであんなに派手なの?
もう一つは部屋に飾ってあった写真?
杏奈ちゃんのアップ?傾いていて団扇みたいな?
手前にあって最初焦点が後ろにあったからボケていたけど、手前に焦点が合ったら顔が浮き上がってきて心霊写真みたいで怖かったです。
直前に見た映画が母親と息子の話で散々泣いた後だったので
父親と娘の話には涙ひとつも出ませんでした。。
藤山直美と藤山寛美父娘だったら気持ちよく泣けたかもw
かたもみ券
プロローグでは過去が凝縮されたモノトーン映像が流れる。目を凝らしながらこの内容を読み取りつつ、自殺しようと訪れた小さな町で傘を差しだされるシーンから物語はスタートする。恋園神社でお参りするのが日課であるロクさん(立川談春)。そしてテキ屋の雨宮清太郎(市原隼人)が高島さつき(倉科カナ)と出会い、恋に落ちる。もうこの序盤だけで『男はつらいよ』シリーズの寅さんをモチーフとしたかのような人情物語が展開することがうれしい限り。清太郎はこのまま振られて終わるんだろうなぁと予想できるのがいいのだ。
失踪した父親と会う決意をしたさつき。新しい奥さんと会い、娘とも出会うが父親とはなかなか出会えない。こんな小さな町なのに、なぜ鉢合わせもしないのかとイライラもしてきたのですが、元は舞台劇なんだと後から知って納得。その小さな町が「長野県に近い山梨県」と聞いても、どこだかわからなかった。ちょっとロケ地巡りをしたくなるかのような情緒たっぷりの風景でした。
時折挿入されていた、悪夢でうなされるほどのロクさんの過去の映像。製薬会社の汚職事件に絡んで、秘書であるロクさんが自殺を強要されていたことが徐々に明かされる。25年前ならバブルが崩壊した頃だし、株の暴落によって自殺を考える設定の方が自然かなとも思ったのですが、舞台劇が2007年だと知り、これも納得。とかげの尻尾切りなんてのはいつの時代にもあったことが語られてたようにも感じました。
うんこの会話をしているやべきょうすけと高橋メアリージュンの夫婦漫才なんかよりも、「素敵な彼女できるよ」と言った直後に風鈴がチーンと鳴ったの演出が最も印象に残った。やはり再会シーンには泣けてくるほど、とにかく倉科カナの演技が良かった。また海老車(トミーズ雅)に実の娘さつきを探すよう依頼したのが玉枝(原田知世)だったことも興味深い。彼女の思い切った決断にも拍手を送りたくなった・・・
心がほっこり
全く見る予定はなかったのですが、
レビューが良かったのと市原隼人を久しぶりに見たくて鑑賞してきました。
物語としてはありがちな家族ものでしたが、心がほっこりするような気持ちになりました。
何故、父が失踪しなければならなかったのか細かい描写や説明がありませんでしたが、そんなことはもうどうでもよくて、それぞれが人を想う気持ちがしっかりと伝わってきてとてもよかったです。
ただ、ひとつ注文をつけるとするなら登場人物が全員いい人すぎじゃない?って思ってしまいました。
原田知世さんの役とか女神すぎだし笑
もうすこしかき乱すような役がいれば現実味があったのかと思いました。
かなり解り難いラストの解釈
さつきは、清ちゃんから渡された傘に見覚えがある。若しくは、同じ物を持っている女性を知っている。清ちゃんの縁が「25年後の物語には登場しなかった誰か」と、時を超えて繋がっていることを示唆して映画は終わります。
だがしかし、このエピローグ本当に必要かな?そもそも分かりにくいし、満腹感たっぷりの本編が故に要らないかも、ってのが個人的な感想です。
本編そのものは、吉本新喜劇、後、落語の人情噺。映画としての完成度を問われると?が幾つもつくけれど、減点法で評価したくない良い映画でした、っと。
25年間追い求めていた父の背中が目の前にある。決着をつける為に此処に来たけど、父の手にある傘が決意を鈍らせる。玉枝と父は、一つ傘の下で身を寄せ合って歩いて来たんだ。その傘から父を引きずり出すことは出来ない。
もう帰ろう。25年間、父がどんな気持ちで生きて来たかは分かったから。
さつきは翻意します。いっそ名乗り出る事無く帰ろうかと思ったけど、誕生日に贈ったカードを見たら、感情を抑え切れなくなった、さつき。手に持ったライカを置いて肩揉みしますが、ここ泣くところです。言われなくても分かってますって。ボロボロ行ってますやん。いや、泣かせ方が殺意覚えるくらいにエゲツなくて参った!
倉科カナの長回し、素直に良かった!この子、こんな芝居出来る子でしたか?好きになりました。
冒頭のあざとさと、ラストの蛇足感が無ければ満点以上なのに、チョッピリ惜しい!
流石まりやさんが主題歌作っただけある!
まりや信者としては観ておこう~くらいでした。
落語家さんにも倉科さんにもちょっとテンションあがらずでした。
ところが
号泣!!
とても良い作品でした。
俳優の皆さん一人一人の思いを大切に表と裏が分かりやすく描かれていました。
表ではそう言ってても
心のなかでは優しさを秘めてる
そんな風に伝わってくるから
さりげない会話の中にもうるっときそうでした。
出だしのモノクロシーンも、何度となく出てくるのですが
背景と心の葛藤など
解りやすくて
素敵な作品でした。
流石!まりや様
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