「着こなしできみは自由になれるよと、背中を押してくれる優しいデザイナー」ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
着こなしできみは自由になれるよと、背中を押してくれる優しいデザイナー
ドリスのオートクチュールは・・
身の丈に合った普段着感覚。だから彼のコンセプトを見ていると、自分の持ち服に新しい息吹きが吹き込まれる感じなんです。
劇中スタッフが語りますが、ドリスはビジネスとしては服を売らなければならないが本来は芸術家なのだと。
つまりあのメゾンは、ブランド「ドリスヴァンノッテン」を買えと言っているのではなく、商売としては矛盾しているが、「君のクローゼットから君の好きなものを選んで着るべし」と提案してくれているのだと気付く内容です。
目からウロコ!
コーデに勇気100倍。
冒険って、こうでなくちゃ♪という見本かな(笑)
ショーで一番気に入ったのは柔らかい素材のアイボリーのトレンチコート。歩くと山吹色の“蹴出し”が見えてグレーのスエードのロングブーツ。
色合わせがきれいだった。
このDVDのオマケは巻頭の関連作案内です、
「メットガラ」、
「ディオールと私」、
「ファッションが教えてくれること」。
サンローラン、ココ・シャネル、オーシャンズ8のメット・ガラ光景と関連作を観てきたのでお次はどれかと食指が動きます。

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