「☆☆☆☆ 簡単な感想で 男は限りなく愚かだが、女は賢く怖い。更にそ...」ベロニカとの記憶 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆☆ 簡単な感想で 男は限りなく愚かだが、女は賢く怖い。更にそ...
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簡単な感想で
男は限りなく愚かだが、女は賢く怖い。更にその強さは永遠の謎だ!
映画は淡々と、1人の初老の男の側から語られて行く。
男の元に学生時代の友人が残した日記の遺品の話が来る。
男には過去の恋愛に絡み、彼が【仕掛けた】1枚の手紙が有った。
それによって一体何が在ったのか?作品の中では詳しく描かれてはいないのだが、(作品中の最後にワンカットだけ描かれる)
この男はそれを悔いている様子が伺える。
映画は絶えずこの男の最低な部分を余すところなく描く。
完全にストーカー行為なのだが、だからこそ日記には何が書かれているのか?が気になってしょうがない。
映画は特に大どんでん返し系の作品ではない。
勘の働く人ならば、最後の結末には「嗚呼!やっぱりね!」となるのでしょうが、鈍感な私には「うわ〜!そうだったのか〜!」…と。
それまでが「特にどうこう言う作品でも…」の思いだっただけに、ラスト10分の展開に完全に「やられた〜!」…とゆう思いが強い。
確かに道徳的にはアウトですな〜(-.-;)
この男の気持ちを受け止めてくれる元妻。
その性格を把握して、完璧なプレゼントをくれる娘。
いつも冷たくあしらっているのに、ニコニコと配達してくれる郵便配達人。
この男の周りには暖かさが充満している。
元カノの影響で始めた小さな小さなライカの中古専門店。
それを告白した時、彼女はほんの少しだけ微笑んでくれた。
ひょっとしたらいつの日にか、彼女がこの店を訪れる時が来るのかもしれない。
良い映画観れたなあ〜(*'ω'*)
2018年1月25日 シネスイッチ銀座1
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