フラットライナーズのレビュー・感想・評価
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中途半端
良い意味で予想とは違った内容で面白かった。予告編を見た時には、<意...
罪と向き合う
ぬるめ
ぬるめのスリラーである(ホラー?)
医学生の臨死体験から起こる奇妙な幻覚に翻弄されるスリラー
…と言えば良いのだろうが、いかんせん解決法はアッサリとしているし、生存者は多数
冒頭で”ああ、コイツらが犠牲者か“と分かり易く主要人物を紹介してくれるので(五人だけだし)把握は分かり易い
臨死実験がエスカレートするのも学生らしいと言える(幻覚見えた時点で止めろやとかは言わない約束w)
そこから“過去の罪に起因する幻覚”に悩まされる。この辺がよく分からん
1度死んだことで脳内にある過去の罪の無意識な部分が蘇ったとか?(全員罪の重さは異なり、命に関するのは主役ともう一人の女性であり、あとは一応存命。考えてみると存命組は命の危険まで晒されていないかも。一人負傷してるけど)
エレンペイジを途中容赦なく退場させたのは面白い。(彼女は自分の罪の意識が重く、臨死で妹に会えないかとか、死んでもかまわないようなスタンスだったので死は避けられなかったのかと思うが。他の人は巻き込まれただけだから助かった?)
彼女が死んだ理由や助かった理由は上記の考えだが、まあスリラーホラー系で言えば手ぬるい方
こういう時は死を弄んだので、取り憑かれたみたいな感じで次から次に畳みかけて殺されていく方が盛り上がるのでは?(オリジナル作品は知らない。)
臨死実験をきっかけに過去の罪と向き合うというのは結局よく分からないままで物語は完結するので、イマイチ消化不良。
教授や厳しい母親など関わってきそうなキャラクターも特に絡むこと無く終了というのもマイナスか
あと、ポスターの七分とか全然関係ない笑
医者なら仁道一直線
自らを実験台に臨死体験をしてみた医学生たちが
恐怖に晒されるという、1990年公開のサスペンスホラー
『フラットライナーズ』のリメイク作。
英語圏ではフラットライン=水平線→心電図ピーな
状態ということで『死』を意味するそうだが
不謹慎ながらもこれってなかなかクールな表現
よのうと思っているのは僕だけですかそうですか。
オリジナルも観た覚えはあるけれど、キャストと
設定以外はほぼ覚えてない状態で今回は鑑賞。
...
鑑賞前は『死後の世界見てみようぜウェーイ』みたいな
軽いノリの学生がエラい目に遭う展開だと思っていたが
(まあ実際そういうのもいるのだが)、
少なくともエレン・ペイジ演じる主人公コートニーには
同情できる動機がある。彼女は自身の不注意で妹を
死なせた過去があり、死後の世界に興味を持つのも
『死んだ妹はどこへ行ったのか、魂が存在するなら
どこにいるのか』を確かめたいという理由からである。
“死後の世界”も、決まりきった形の地獄や天国ではなく、
各主人公たちの経験に基づいた世界として描写される。
で、各々の“死後の世界”を経験した人間が、各々の世界から
“何か”を引き摺り出してしまい、こちら側に戻ってきた後で
それに苛まれることになるのである。
そこからは完全に幽霊ホラーな怪現象が連発。
すでに手垢の付いたホラー演出は多いものの、
毛布の下の赤ん坊の泣き声、背後から覗き込む女、
廃プール底の遺体運搬カートなどの場面は好きだし、
襲ってくる怪異の正体も(オリジナルと
同じではあるのだけど)割かしユニーク。
...
もうひとつユニークなのは、臨死を経験した人間は、
脳内麻薬の作用なのかウルトラハイな状態になり、
更には記憶や知覚も冴え渡って成績が急上昇する設定。
(あくまで設定だからマネしちゃダメよ)
コートニーとディエゴ・ルナ演じるレイ(顔も中身も
イケメン)を除き、医学生である主人公たちは
どうすればライバル達を出し抜けるかピリピリしてたり、
有名になってチヤホヤされたいと思ってたりとあまり
気持ちの良くない動機を持っている。で、
この危険な実験の副作用である脳味噌ブースト
機能を自分も試したいと我先に飛び付くのである。
どこの国の学生さんも願望は似てるのかねえ。
とまあ、彼らを襲う怪異の正体が分かるまでは
そこそこに面白く、ホラー演出もそこそこに怖い。
中盤で○○が○○しちゃう展開にも驚かされたし。
...
しかし、物語はその中盤辺りから失速。
怪異の犠牲になりたくないと主人公たちは必死で
解決法を探る訳だが、その解決法がかなりアッサリ。
そうそう簡単に解決できるような、いや、解決できると
考えていいような軽い話じゃないと思うんだけどなあ。
ともすれば結局は自分が助かりたいから○○
してるようにしか見えなかったりもするし……
その辺がちょっと浅過ぎるんじゃないかと思う。
登場人物のなかでは一番同情できたコートニーの
『妹の“その後”を知りたい』という動機も途中からは
本筋に全く絡まなくなっちゃうし、ラストに登場して
助けてくれるあの人も、よくよく考えればどういう
理由で現れた(現れることができた)のかが
いまいちピンと来なかったりする。
...
『医は仁術』なんて言うけど、医道を志す者
であろうと無かろうと、成功したいからって
人の道を外れることをしちゃあかんよ的な
ちょっと教訓めいたテーマはあるのかもだが、
“怪異”の掘下げの浅さに起因する中盤からの尻すぼみ感や
そこまでの新鮮味は感じられないホラー演出などもあって
全体としてインパクトは弱く、ちょいとイマイチ。
やや厳しめに2.5判定で。
<2017.12.22鑑賞>
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余談:
1990年のオリジナル版で主演を務めた
キーファー・サザーランドが大学教授役で出演!
『24』の前から九死に一生な役を演ってたのね。
主人公たちの実験に勘付いてる様子だったけど
……まさかオリジナル版と同一人物?
家で寝てた方が良かった!!
出だしの会話がつまらないので入り込めず、早く本編を始めて欲しいと思いましたが、本編もつまらない上に一応スリラーなのに110分もあって苦行でした。あまり好ましくない人物は生き残り、思っていたのと違う内容で楽しめませんでした。
リメイクの必要が有ったのか・・・
突然のホラー演出
なかなかなホラーでした。が、、、、、
☆☆☆★★ この題材を今の時代に、何故リメイクするに至ったのか?…...
☆☆☆★★
この題材を今の時代に、何故リメイクするに至ったのか?…は不明。
今回のリメイク作品の予告編は、完全にホラー映画として宣伝されている。
前作に関して言えば、《今後活躍が期待される青春スター多数出演》によるサスペンス映画の位置付けだったと思う。
当時のホラー映画の位置付けは、今で言うスプラッタムービーにあたる感じではなかっただろうか。
今回の鑑賞に辺り。事前に予習をするのを怠った為に、前作との比較を細部に渡って行えなかったのは、レビューを書くにあたってちょっと残念。
どうせ書き残し、その違いを確認しておけば。鑑賞直後の今思うと、もっと作品を楽しめたかも知れないので…。
拙いながら記憶を頼りに、前作との違い等を書き留めてみると…。
流石に30年以上経過しているので。撮影やCG処理等の技術面でのレベルは格段に進歩していた。
特に携帯やパソコン等の使用は、現代では必需品として利用する場面が多く。心理ホラーとしての一因を担っている。
ホラー場面に於ける演出として、明らかに前作と違っていたのは【水】を効果的に使っているところだったと思う。
禁断の実験に参加した事で、心理的に追い詰められてしまう要素としての使用でしたが。その【水】に対する拘りを強く感じる作品でした。
そして前作と1番違っていた…と思えたのが宗教的な面。
多くの【告解】を意味する場面が有る事で、より 《神の存在》を意識させている気がした。
この辺りが、前作を予習していない事を悔やむところ。「前作はどうだったっけなあ?」と、観ている間に我が脳髄に何度も話しかける。
実は鑑賞前には、内容を把握していた事も有って。死後を扱った作品とを比較したレビューを考える小狡い事を考えていた。
例えば、死体の髄液から記憶を抜き取る『アンフォゲッタブル』や、(憑かれてしまうと言うより合体してしまうのだが)『ザ・フライ』等。
しかし、鑑賞直後によくよく考えたら「いや〜それはちょっとなあ〜」…と(-_-)
でも最後の最後に…。
お!これってもしかして、『ディアハンター』
個人的には随所にこの監督の演出にセンスを感じられたので、楽しく鑑賞出来ましたが。おそらくゴリゴリのホラー映画を観に来た人には、全く期待外れの作品だと思えるので。ハードルを下げての鑑賞をオススメします。
2017年12月28日 TOHOシネマズ/シャンテシネ1
2017-101
ちょ、
がっつりホラーやん!!
臨死体験をするサスペンスかな~的なノリでいったわたしは、『アナベル』以来の指の隙間から見るスクリーン。
いい意味で、想像してたストーリーとは全然違ってた。
ポスターのイメージで行ったので。
結構前触れもなく、主人公は『わたしを殺して、時間が経ったら蘇生して』とか言っちゃうサイコパス。
主人公の親友役で、てかむしろヒロインなマーロ役のニーナさんが、個人的にドストライクな美人さんでした。タイプやわ。
確かにホラーと思って観ると、あぁ!もっと怖がらせて!と思うけども、そうだ映画館行こう。的な京都ノリで見に行ったわたしは、充分怖がらせてもらいました。
ラストは評価分かれると思います。
オリジナル版も見たいと思いました。
一番のびっくりシーンは、杖ついたジャック・バウアーですよね。
えっ?
追記:この映画で、2017年映画納めでした。
今年もたくさんおもしろい映画見れました。しあわせ。
来年もいっぱい出会えますよーに。
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