「種族を越えて…」アバター ウェイ・オブ・ウォーター MARさんの映画レビュー(感想・評価)
種族を越えて…
スカイピープルによるパンドラ襲撃から10年。平和に暮らしていたナヴィ達のもとに再び戦禍の訪れが・・・。家族を守るために決断を迫られたジェイクが、海の部族の元へ行き、絆を武器に新たな闘いに身を投じていく物語。
いやぁ~待ってました‼
歴代興行収入1位を叩き出した巨大SFの13年ぶりの続編ですね。
エイワが応えた、超絶トリハダ展開の前作からそんなに時間が経っていたのか…。
本作も、概ねの流れは前作同様。今回は森から海へと舞台が移動。
今回も、部族や家族との絆、自然破壊や、人(?)と動物達の異種交流等々、メッセージ性がガンガンに強い作品ですね。
この点こそが、他の大型SF作品シリーズとアバターシリーズが一線を画するポイントではないでしょうか?
勿論、バトルシーンも迫力満点‼人間の未来兵器に自然の力を借りて闘う姿は前作譲りですね。
どうでも良いけど、スカイピープルは新兵器もよいがまずはガラスの強化を(笑)‼弓矢一本で戦闘艇一機とかコスパ凄すぎ‼でもこれがたまらなくカッコ良いんですよね~。
さておき、ネイティリのボウアクションは強くてカッコ良すぎ‼ひとつひとつにシビれますね。
そんな彼女がピンチにとった奥の手は・・・これは予想外。成程、奴にも心が少しは残っていたのかな・・・。
次点で、スパイダーの存在感が良い。裏主人公と言っても過言ではないかもですね。
また、ジェイクと彼の闘い・・・洗濯バサミにRNC、格オタのワタクシ、大歓喜(笑)!!
海の部族とのシーンは考えさせられますね。我々から見れば、どちらも似たように見えますが、人間で言えば別の国の人みたいな感覚なのかな。
だとすれば、よそ者の争いを持ち込むなってのは・・・悲しいが正論なのかも。
そんな感じで、人間にも通ずる問題を投げかけてくる点は深いですね。そして家族の絆についても・・・。
全体的な感想としては、前作があまりにも超名作すぎたのでそこには届きませんでしたが、圧倒的な映像美にはため息が出るほど。ホントいつまでも観ていられそう・・・。
とは言え、やはり3時間越えはちょっと長過ぎたかな。。
個人的に、海の部族との場面があまりにも長く、クライマックスの山場ではちょっと集中力が切れ始めちゃった。。
向こうの兄弟(?)とのケンカから仲良くなって・・・のくだりとか、時間取った割には別に後半に活かされていたワケでも無いような・・・。。でもロアクとパヤカンの描写は重要だし、心を打たれましたね!
あとは、作品の良し悪しでは無いですが、今作、日本においてはビックタイトルに比例した盛り上がりを見せていないような気がするのが少し寂しい所。
マーベル作品等にしてもそうですが、ここの所皆、大型SFに対する熱気が少し冷めてきているのかな…。
話が逸れましたが、迫力と興奮に加え、人間にも通ずる様々な問題を投げかけてくる名作シリーズとして、これからの展開も非常に楽しみです♪