「3Dを含めた映像は必見」アバター ウェイ・オブ・ウォーター ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
3Dを含めた映像は必見
2022年劇場鑑賞293本目。
初めてアバターを観たとき、画面の外に飛び出して降る雪(胞子だったかも)を見てすごいな・・・と思ったのですが、その後に上映された3Dはどれも板に貼られた人や建物が順番に並べられているようなものばかりだし、目が慣れてくると2Dと変わらなく見えてきたりのくせに300円余計に取られるのかよと不満だらけでなるべく3Dでは観ないようにしていました。
しかし前評判でアバターの3Dは他と違うという話を聞き、ハイフレームレート版で観てきました。4DXも気になったのですが金沢市では吹替しかやっていないので論外。
最初の矢だけこちら側に飛び出してきて、後は画面の奥に引っ込んでしまったのは残念でしたが(もっとこっちがビビるくらい飛び出してきて欲しい)、水中のシーンなんかは3Dであるゆえの海の中の魚感がめちゃくちゃしましたし、クライマックスのアクションシーンも3Dであるがゆえの迫力が伝わってきて、目も最後まで3Dと認識していてすごく良かったです。
ただ3時間10分というRRRより長い尺でしたが、ちょっとこの環境ビデオのシーン長すぎるかなぁとか色々カットできそうなところを探してしまいました。ストーリー自体はかなりシンプルで、逆に映像美がなければ結構酷評だったかもしれません。
後ちょっとネタバレになるかもしれませんが、海の知能の高い巨大生物を人間が狩るシーンがあり、その理由は結構後の方で語られるのですが、どうしても捕鯨をリンクさせて考えてしまいます。でも日本のように肉はもちろん骨皮髭に至るまで全て使わせて命をいただくことに尊敬と感謝の念を持っている中で、わずかな部位だけを求めて後は海のゴミとしていた欧米が後になって日本にかわいそうだから捕鯨するなと何を言ってるんだこいつらという感じなのですがキャメロンさん、そこは分かっていてくれてますよね、大丈夫ですよね?