「続編ありきの続編なのでシナリオの進みは悪いが余りある映像美にどうでも良くなる秀作」アバター ウェイ・オブ・ウォーター Ko Fuさんの映画レビュー(感想・評価)
続編ありきの続編なのでシナリオの進みは悪いが余りある映像美にどうでも良くなる秀作
アバターの続編。前作は私が高校生だったので見たことのない若い方がいてもおかしくないが、意外と若い方が多く観に来ており前作のリバイバル上映が良かったのだろうと思う。
内容はまさに映像美!これでもかと言うように美しい映像で殴りかかってくるパンドラの世界は、恐らく今後も他の作品では追いつくことのできない仕上がりとなっている。SF映画の惑星描写は辺境の地になりがちで、ここまで多彩な生物や生態系が考えられた映画は他にないだろう。
一方シナリオが少し難で、単純明快な内容ではあるのだが既に4まで構想があるため、続編ありきで実に進みが悪い。前作と違ってモヤモヤが残る。更にこれ自体が続編なのでそれだけでも鑑賞ハードルが上がっている。
とはいえ、それでも余りある映像美は劇場で見る価値が十分すぎるほどあり、もしIMAXが観られる場所にあるならば、是非とも足を運んでほしい。
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