「前作などを見ていないとかなり厳しいので注意/字幕版特有の問題など」アバター ウェイ・オブ・ウォーター yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
前作などを見ていないとかなり厳しいので注意/字幕版特有の問題など
今年365本目(合計640本目/今月(2022年12月度)18本目)。
1時間差でこちらの映画へ。原作や前作などは見ていないほうです。
正直このレベルだと厳しいな…というところです。最初の10分で登場人物が20人かそれ以上出てくるので、誰がだれか整理するところで結構苦労します。その意味では事実上、前作を見ていることが前提なのかな、という気がします(おそらくそう。それまで含めてこの映画を作ると5時間を超えそう…)。
まぁ、他の方が書かれている通り、私は通常字幕版で見ましたが、最初は森、後半は海と結構わかれていて、「画像が特にきれいで、その中でも「色」で見せるタイプかな」という気はします。通常上映(IMAXなどではない)でここまできれいな作品はちょっと見たことがないですね。
なお、字幕版でみましたが、この映画、登場人物がかなり多いため、それぞれの字幕は、その登場人物のいる位置にでます(つまり、一律真下真ん中という一般的な映画とは異なる)。さらに戦闘シーンなど「移動をともなう」場合、それに合わせて字幕が動くのでは「ない」ため、場所によっては「誰のセリフか」読みづらいところもあります(最終最後は聞き取る力も必要になる)。このように、字幕がいろいろな箇所にでる性質上、字幕の長さ自体に制限があるようで、かなり短く、
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これは
テストです。
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…のような字幕になってしまいます(1行あたりに表示される長さが短い)。このため、字幕と聞き取ったセリフが一致しておらず遅れる場合があります。特に後半、戦闘シーンはこれが顕著で、英語の聞き取りが補助的にでもできないと結構厳しくなりますし、登場する語句自体もかなりレベルの高い語句がでますので(いわゆるくだけた表現はあまり出ないが、格式高い語句が出るので、語彙レベルで押される)、そこそこ厳しいところがあります。気になる方は字幕版よりも吹き替え版のほうが良いかもしれません。
作品をみて、あらためて過去作品を見なきゃ、と思ったし、この映画、他の方も書かれている通り、一般的に「長い」とされる3時間級の映画の代表格はインド映画ですが、その枠ではない「普通の映画の枠」でそうなので、お手洗いは結構いかれる方はいるんじゃないかなと思います。「その意味において」すべて見きるのは難しいので、「その意味で」リピーターはいるんじゃないかな…というところです(もうあと30分くらい長いと、途中休憩が入りそうな感じ?)。
採点対象としては以下が気になったところです。
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(減点0.3/字幕版の字幕が読みづらい(=結局、英語力の聞き取り勝負となっている)
・ 上記に述べたような理由で仕方がない部分があるのは確かですが、さらに3時間と長いので、ある程度聞き取って補完できる方でも3時間それを続けるのは厳しいです。さらに語彙レベルで押してくるので(特に、海洋関係や軍事用語など)、そこそこ英語力は要求されるしさらに3時間枠という事情なので、結構その辺が厳しいです。
ただこれらの点は作品上どうしても仕方がないし、そもそもの作品が日本でない以上、字幕を介してでしか作品に接することが(通常)できない以上、吹き替え版もあるという中では、作品の特性(登場人物が多岐で、さらに一度に多く出てくる等)を考えると、減点幅は限定的でしょう。
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