007 ノー・タイム・トゥ・ダイのレビュー・感想・評価
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待ってました!
遂に待ちに待った007が帰ってきたって感じです。 映画の面白さを教えてくれたシリーズなので、早速観てきました。 いつものオープニングと比べて何となく落ち着いた雰囲気から、おやっ?て感じでしたが、ダニエル・クレイグのボンドシリーズ特有の派手なアクションと人間模様の織り成すストーリー展開で、凄く大人な007シリーズとなっていると思えました。 見終わった後、ストーリーの何とも言えない物悲しさから、次はどうしていくんだろうと思った作品でした。 ちょっと前までは、ボンドが持つ秘密兵器にワクワクしていましたが、ダニエル・クレイグ版007では現代の技術で出来そうなレベルのアイテムだけを持って世界平和を守るところが作品をより上質にしたのではないかと思います。 エンドロールのJames Bond will Returnが凄く気になります。
前半は期待どおり、終盤失速
お馴染みのシリーズなだけにツッコミどころは減点にならない。
中年男性と若い美女の組み合わせでも、
ピンチの時に悠長にキスしてても、
イギリス中心の正義でも、
銃を打たれまくっても平気だし、
爆弾にやられてもすぐに回復だし、
テロリストが細菌兵器を使うありがちパターンでも、
前作までを当時一回見た程度ではついていけなくても、
全て想定の範囲。
むしろ、前半のカーチェイス含んだアクション、キューバのまさかのスペクター全滅からのアクションは期待どおり!
でも、子供を巻き込んだ逃亡から違和感が出始め、ラストの島のくだりで残念な結果に。
えっ、結局ラスボスはなにを企んでいた?
あの農園って何?どんな仕組み?
子供あっさり解放?
前半に比べてアクション単調、
急いでミサイルで破壊する必要ある?
国籍不明の高速船が絡んでこず、
最後、ボンドに何が起きたの?
あー、スクリーンから気持ちが離れていくのを感じながら終了。
予習じゃなくて復習しておけば良かった。。
過去の因縁やボンドの恋愛を忘れてしまってて、名前が出てもピンと来なかったので、 前作?なのか前々作なのか少し振り返っておけば良かったかなぁ。 あ、でも余裕でカッコよかったです。ダニエル・クレイグありがとう。 次観れるの、2030年代とかなのか・・・
お疲れ様でした
ストーリー関係にからむ感想は、全てネタバレになりすぎて何も書けない! 少し書くけど。 まず、ダニエル・クレイグのボンド全作を観てないと、キャラの関係性が全然わからないので、単独作品としては欠陥ありかも。 MCU作品を何も観ない状態で『エンドゲーム』を観るみたいな感じですわな。 ダニエル・クレイグのボンドは、毎回キャラ変してくのがお約束とはいえ。 『カジノ・ロワイヤル』の自信過剰なヤング。 『慰めの報酬』の女々しいが矜持をもったプロ。 そこから一転、『スカイフォール』でやたら人間味を帯びたボンドになったのがすごく感動したのに…… 『スペクター』で、「こんなに情に流される人間すぎたボンド、やりすぎじゃないの?」「単なる『スカイフォール』の劣化版じゃね?」と戸惑って。 本作では、さらにやんちゃなガキ大将風味で、キャラ変わりすぎだろ!とツッコミたくなりました。 前半がかなりばかげていてギャグっぽいが、後半はシリアス。 スペクターを上回る敵のはずが、雑で大味な対決で、凄いやっつけ感。 ラストのあり方は、賛否両論ありそうな予感。 でも、面白かった! ダニエル・クレイグ、お疲れ様でした。
良くも悪くもアニメの最終回のような作品!!
アクションがどうとかは、あえて言わないでおこう... 基本的にダニエル・クレイグ版は1作目から女性に依存していて、女性蔑視の「007」がここまで女性の強さを最後まで全面に押し出したシリーズになったのは、時代の変化を感じないではいられない。 前回でスペクターの話が一旦、完結しているのに...という意見もあるかもしれないが、実はそこにこそ大きな意味があって、今回は『スパイラル ソウ オールリセット』のように、概念と戦うことになる。 スペクターの「どこにでもいる」という言葉には、そこから派生した復讐心や概念も指していて、正にその象徴となるのが今回の敵・サフィンということだ。 物足りないという意見もわかるが、あまりガチガチな悪役にしてしまうと悪が日常に潜んでいるという自然観がなくなり、ファンタジーになりすぎてしまうからである。 シリーズが繋がっている強みと、今回ラストにする気で作っていることも強み。 今までは、最後、最後と言いながら「あわよくば...」という気持ちがあって、手探り状態だったし、今後の影響するようなキャラクターの描き方ができなかっただけに、今作では やりたいことを詰め込んでいて、「もう最後だし、これもやっとくか!」「どうせリセットされるから、こいつをこうしとくか!」っていう心の声が聞こえてくるようで、今まで企画に挙がっていたけどボツにされてきたアイデアなんかも、ことごとくやっていった感じがしてきた。
良くも悪くも、終わる事にフォーカスしていた
会社にも同じことが言えるが古くから続く物事は考えが凝り固まり新しい試みがしにくくなる傾向にある。
通説判例的であるがダニエルクレイグ版007は最後まで挑戦的で素晴らしいトリロジーであった。
No time to Dieはそのタイトル通り、まだ死ぬ時では無いという意味である。
それはボンドだけに向けられたモノではなく、MI6、ボンドガール、あらゆる善意に向けられたモノであると感じ取れた。
ボンドは殺し合いの螺旋を降りて安泰な暮らしを望んで余暇を楽しんでいたが、結果的に殺し合いの螺旋を降りることは出来ず、愛する人を守るために再びバイオレンスの世界に戻ることになる。
■螺旋
殺し、復讐などの繰り返され終わることのない螺旋。
オープニングクレジットにも螺旋状のピストルがお互いを撃ち合い、遺伝子配列にリンクさせており、上手い演出。
■新しい時代、古い時代
新しい時代(女ボンド、ボンドの子供、システムの電源の入れ方まで)、古い時代(過去に囚われる、過去M)
ボンドの変革の時というのを感じられた。次回トリロジーへの暗喩?
また新しい時代としてオープニングクレジットにビリーアイリッシュを選択したのも興味深かった。
歌詞としては過去のボンドガール、それも死んでいった女達目線で語られる後悔や怨念の様な視点が素晴らしい。
■ボンドらしさ
ガジェット、ユーモアなど、ダニエルクレイグ以前のボンドらしさがトリロジー史上一番詰まっている。
遺伝子を条件として殺す対象をフォーカスして殺すウィルスという兵器も新時代的でとてもいい。コロナが拡大する前に撮影が終わっていたため悲しい偶然かな延期せざるを得ないのは無理もない。古くはルワンダ内戦、昨今のBLMやウィグルなど民族浄化にフォーカスした恐ろしい兵器で社会情勢を汲み取れていた。
"マドレーヌとの子供"という未来がある事で、自分という存在を浄化する必要があるという、悲しくも男らしい決断で締めたのはよかった。
少し残念な点としては以下。
・カーアクションやガンアクションは盛り沢山なものの、真新しさは無いため、少し物足りなさがある
・サフィンのバックグラウンド描写が少なく、ヴィランとして弱い(演技はとても良い)。
何故能面?何故毒の庭を活用したか?顔の傷は?
キャリージョージフクナガ監督が日本のアイデンティティがあるのは分かるが、描写としては不足。(おそらく全体のボリュームがすでに3時間くらいあるので、やむを得ずカットしたのだろうとは思うが)
引退しすぎ
ラミの復讐への執念も、ボンドが彼女を好きすぎる気持ちも、アクションも、本物のことはよく知らんスパイ活動を妄想するドキドキ感も、MI6のチーム感も、はいはいこんな感じでねー!ちょっと忙しいので!とささっと進んじゃうので、最後の普通のおじさんに戻ります引退コンサートにも涙できず。 大好きな彼女に話を聞く前に、裏切ったにゃー!!ざけんなようーー!!うきーっ!となるボンドさんにドン引き。 女子にモテモテまで引退しちゃうとは!
【エンドロールのその先】
ダニエル・クレイグ・ジェームズ・ボンドのシリーズで一貫して描かれたのは、”因縁”だと思う。 今作も同様だ。 そして、この「No Time To Die」は、その締めくくりにふさわしい作品になっていると思う。 もし、可能であれば、Amazon Primeで配信されているので、「カジノ・ロワイヤル」から復習して臨むと、多くの因縁が分かりやすいし、この作品が締めくくりにふさわしいことも理解してもらいやすいと思うのだ。 (以下ネタバレ) ジェームズ・ボンドとヴェスパー ヴェスパーと恋人 フィリックスが沈んでいく場面は、ヴェスパーが沈んでいく場面を想起させる。 恐らく、「慰めの報酬」から、”因縁”を中心に据えるべく、「スカイフォール」は構築されたのだと思うし、それは、今作を観ても成功している感じる。 ジェームズ・ボンドの生い立ち ジェームズ・ボンドの過去 Mの過去 シルヴァの過去 Mの死 Mの遺言 ホワイトとの邂逅 マドレーヌとの邂逅 ジェームズ・ボンドの養父の死の真相 フランツとの再会と対峙 そして、「No Time To Die」 マドレーヌとの別れ マドレーヌとサフィンの関係 フェリックスの死 マドレーヌとの再会 マチルダとの邂逅 これらが因縁として、時には緩やかに、時にはディープに関連して、物語を複雑に、そして深化させていくのだ。 アクションは、当然、見応えはあるし、終盤の円形の通路で、こちらに向かって銃を放つ場面は、最後のサービスカットだなと思ったりした。 日本とロシアが領有権を争っているちっぽけな島とは歯舞色丹のどこかっぽいところとか、サフィンのアジトの和風なところも、日本人の心を揺さぶるかもしれない。 世界的な諜報機関の再編など、諜報活動の意義などがテーマの一部となる作品もあったが、今回は、テロ組織と、政府の思惑などを絡めた、ダブルオーの活動の正当性が復権したような感じも、”ある意味”、ノスタルジックで良かった。 「存在するより、生きる」 これは、多くの人に響く言葉ではないか。 エンドロールのその先にあった言葉は、 「ジェームズ・ボンドは帰ってくる」 まあ、数年後だと思うが、今から楽しみだ。
ストーリー性が全くゼロで疑問が多い
私の理解不足なのを前提として、 悪役サフィンの登場はなぜ? 彼は何をやりたかったのだろう? マドレーヌはなぜサフィンに助けられたのだろう? マドレーヌの父の説明が少ない? いきなり5年経過? マドレーヌと再会する。 少しだけ登場するセクシードレスの女性は何のために登場? 青い瞳のマティルド登場。 血の繋がらない兄弟は監獄の中から「羊たちの沈黙」のレクター博士っぽい。 ボンドの土下座。 観る人それそれの憶測に任せる部分が多すぎるんじゃない?という感じつつの3時間弱。 ボンドのカッコ良さ、アクションの迫力、マティルドの可愛らしさでプラス☆1つ。
お疲れさま00ダブルオー!アストンマーチン!
ダニエルクレイグ最後の作品だけに感慨深かった。アストンマーチン3世代の登場が時代の重厚さを感じた。監督のせいか日本を随所に感じることや、時代背景、最新のテクノロジーの中にも古き良き技術も陳腐化せずに融合する所が素敵だ。最後に英国製最後のアストンマーチンで峠を疾走するシーンは心が震えた。
ダニエル007完結
ダニエル007は渋くストーリーが全て繋がっている珍しいシリーズだった 長い長いお話も今回で終演をむかえることとなりましたが、新しいボンドでまだまだ続くので一安心 007はロジャームーア版が初見の私は、またユーモアたっぷりのエンタメ度が高いボンドもまた観てみたい♪ そんな気持ちです
相変わらず素晴らしいアクション
007シリーズの25作目。
現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたジェームズ・ボンドのもとに、CIA出身の旧友フェリックスが助けを求めにやってきた。誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、そのミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことになるという話。
相変わらずカー、バイクでのアクションが素晴らしく、高価なアストンマーティンなどを何台も壊すお金の掛け方も凄い。
銃撃戦や体を酷使するアクションも見所。
ボンドガールとしてはマドレーヌよりパロマ役のアナ・デ・アルマスが戦闘能力も高く魅力的だった。
コロナの影響で何度も公開延期になったが、流石の出来だった。
最後、ミサイル攻撃でボンドが吹っ飛んだから死んだのかと思ったが、エンドロールの後、字幕だけだけど「ジェームズ・ボンドは戻ってくる(英語)」と出たから、次回作もあるんだとホッとした。
ダニエル最後にして最大の駄作
007を長らく愛してきた自分にとって、感動する作品もあれば、そうでない作品もあったが、今回は後者である。 ダニエル・クレイグも最初の顔のアップから、かなり年老いて、正直厳しい。肉体、スタントは健在であるが。 悪役の存在理由もパッとせず、脚本の粗さ・違和感がどうしても目立つ。ストーリー展開に難があり、設定にもイライラする。(振り返って見れば元々007はトンデモナイ作品も数多くあったのだが、やはり視聴者の観る目も肥えてきたのだろうか。) ド派手なアクションシーンはあるものの、一般人を巻き込んでしまいそうになる危機も存在せず、こじんまりした世界観の中で完結させてしまっている。世界の危機から命を懸けてミッションを遂行するボンドが、家族を守るためにミッションを遂行することにフォーカスしすぎていて、萎えまくりだった。 007が黒人女性だなんて。あまりにも今に迎合しすぎてこれまた萎える。007の変わり目で、ダニエルが金髪であることに、あんなに反発を食らっていたというのに、今では黒人女性がなることに、誰も異議を唱えられない風潮が悲しい。
現代の騎士道精神の象徴「007」が守ろうしている世界
日米同時公開の初日、TOHOシネマズ日比谷の午後5時の回に行きました。 本編の『ノー・タイム・ノー・ダイ』は007ファン大感謝祭といっても良いような内容でした。前作の『スペクター』で愛するマドレーヌのために危険な仕事をやめる決意をした(おそらく引退してMI6を辞めてる)ジェームスボンドとの再会、ダニエルクレイグ007の雄姿を拝めるのは今作が最後で、胸アツの上映でした。 前作でマドレーヌが告白していた幼少期の衝撃のエピソード。彼女を守ると父親のホワイトに約束をしたジェームスボンドの男の決意。 いつも女性を全力で愛して守り抜こうと奔走した彼。今作では、元007のジェームスボンドが、愛するマドレーヌを守るために命がけ、ダニエルクレイグ版のダイハードか?という感じもしてくるくらい、いつもとはちょっと違うテイストが加味されていましたが、アクションはやはり圧巻です。ガンファイトに格闘技、カーチェイスにバイクに、船に飛行機と、フルコンボで死闘が繰り広げられて、水攻め火攻め、爆発……。良つく暇もなく、胸のドキドキが収まりませんでした。 再会したMI6のメンバーたちもまた魅力的でした。前作で代替わりをしたM、Q、マネーペニーたちが魅力的で、彼らが登場する007をまた観たくなりました。新しく登場した黒人女性の00(ダブルオー)のノーミがおおらかで誠実さがにじみ出ている女性で、白人女性のパロマが、パロマむちゃくちゃ可愛い!なのにまたギャップがすごいので魅了されます。パロマ、一回きりのキャラだともったいないです。次も出演してほしいなあ。また続きを見たい! でもダニエルクレイグさんが最後なのかあ。 ITが発達した時代の犯罪は「敵が目に見えない!」。今回の敵は本当にあくどい、人類の敵! 怒りのジェームスボンドに呼応して、英国海軍・空軍も登場、「英国はやる時は全力でやる!!」をドーン!と見せつけてくれました。 「007」は英国人の騎士道精神を具現化した、英国人のアイデンティティに直結しているキャラクターで、ファンも英国の美学や心意気に共感して英国文化を徹底的に楽しむのが007の醍醐味なんだということを、今回実感しました。 というのは、公開初日の日比谷の劇場には、タキシード姿とドレスアップした英国人風カップルが数組、またタキシードで映画を観に来た大学生風の日本人男性グループ、スペクターでディナーの時にボンドが着ていた白いディナージャケットに黒いパンツのスタイルで来場して映画を楽しむお客様が以外と多くいらっしゃいました。 紳士的な会話と身のこなしで、スマートに行動していて、お客様も「かっこいい!」。 こんなの他の映画を見に行った時に体験したことがありません。 TOHOシネマズ日比谷のある東京ミッドタウンのエントランスには、ジェームスボンドのタキシードやアストンマーチンなども展示されていて、もちろん写真が撮れるようになっていて、 ここまでファンの心を掴んで人生に影響を与えている映画のキャラクターは他には居ないと思います。 楽しかった! ありがとう007!
待たされ過ぎて、スペクターって何だっけ?
最後のダニエル・クレイグの007…お待たせされ過ぎたのかもしれません。 主要アクションシーンは散々予告編で見てたしね。 後半の島での展開もちょっと長く感じたかな…その割に対決はあっさりだったし。 まあ、そう言いながらも最高のアクション映画でした。 アナ・デ・アルマスの活躍シーンとか最高! あと、ひとつ後悔があるとすれば、前作”スペクター”を見直さずに挑んだ事。 あれ?スペクターってどんな存在だっけ?ってモヤッとした。
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