「007は進化して蘇る」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ 茶々丸さんの映画レビュー(感想・評価)
007は進化して蘇る
25作目ということで、まあ区切りの1作なんでしょうか?冷徹なスパイの顔よりも、タフガイで不死身な男よりも、家族を思う血の通う人間として、タイム・トウ・ダイ(死する時)なんですね。でも、また新たな007が誕生することでしょう。
監督が日系の人なのか、終盤の舞台が日本近海の島という設定。序盤に出てくる能面の男と最後に対決、前段のシーンでボンドが畳に頭をつけて土下座する日本的なシーンが印象的でした。確かに一つの区切りというか、007プライドの死んだ時と思えました。家族のために命を懸ける、最後のシーンでジワリと泣けるのは、単なるアクション以上の味わいがあったからこそなんでしょう。
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