「ダニエル・ボンドが完成して、終わった」007 ノー・タイム・トゥ・ダイ ちんさんの映画レビュー(感想・評価)
ダニエル・ボンドが完成して、終わった
2021年10月16日
梅田ブルクで鑑賞。
007シリーズは、ダニエル・クレイグしか知らない、というより、ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドを観てファンになった勢です。なので、他のシリーズは未鑑賞なので、往年の伝統とか細かな違いなどは、他のレビュー者さんにお任せしたいと思います笑
あくまで、
「ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンド」
が好きな者の個人的な感想です。
映画を観て、
綺麗に完結させた、美しい終わり方だなぁ
と思いました。
冒頭のカーチェイスや美しい風景は、まさに007という感じで、めちゃめちゃテンションが上がりました。これだけでも映画館で観る価値があると思います。
また、ダニエルボンドの過去4作を通しての伏線やボンドという人間の生き様に対する考え方が示され、終わらせることができました。(ちゃんと4作おさらいしてから鑑賞して良かった、、、)
カジノロワイヤルからスカイフォールにかけては、若さが残るボンドとそれを見守るジュディMが母子のような描き方がされていました。
マチルダが登場した、今度はボンドが父役になる描き方がされ、人生が熟しているような気がしました。
小難しい感想は書く気にもなれないほど、感慨深くなる作品です。こうやって、レビューを書いていると、ついつい、カジノロワイヤルを思い出してしまいます、、、、懐かしいなぁ、、、、
ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドには、色々な批評があると聞いています。
ただ、私の個人的な感想としては、ダニエル・クレイグが演じるボンドは好きでした。
今までの、いつもクールで、どこまでも女垂らしというイメージのボンドですが、ダニエル・クレイグが演じるボンドは、寡黙でストイック、渋い。そして、人間臭い。自分の生き方、死に方を常に考え、葛藤しているような、そういうものが感じられて、良かったと思います。
次回のボンドはどのようなキャラクターになるのかは分かりませんが、私はダニエル・ボンドが好きです。