「J・K・シモンズ、最高!」ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ! とみしゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
J・K・シモンズ、最高!
クリックして本文を読む
ストーリーは、とにかくシンプル。
ナチスの恨みを現代で晴らす、というような展開。
金塊を取り戻すぜ! 弱き者の味方をするぜ! 悪い奴らはぶっ飛ばすぜ!
ネイビーシールズっていうタイトルは、もうどうでもいいです。
冒頭で戦車ぶっ飛ばしているところで、「ああ、これはそういう映画ね」という覚悟ができます。
地元のバーの女性と深い関係になった隊員が、彼女のため&サラエボの将来のために一肌脱ぐわけです。
彼が所属するチームの上官がJ・K・シモンズなのですが、もうその佇まいだけで100点満点!
彼が作戦に直接参加するわけではありませんが、重要な場面で出てきて、隊員たちを怒鳴りつけながら、じつは話が分かる男…みたいなキャラ設定になっているわけです。
これがもう最高。
どのみち荒唐無稽な話なのですから、劇中のセリフにもあるとおり、「27トンの金塊をどうやって内密に持ち帰るつもりだったのか?」などと考えてはいけません。
男たちがむちゃくちゃやらかして、悪い奴らは木っ端みじんに吹っ飛んで、めでたしめでたし。
それでいいのです。
欲を言えば、ラストはもうちょい派手な方が好みだけど、作戦の性質上、あれくらいでいいのかも。
大満足とまではいきませんが、肩の凝らないポップコーン ムービーとして十分な出来栄えだと思います。
3年後くらいに「午後のロードショー」でやっていそうな、適度に軽い作品として、存分にお楽しみください。
コメントする