「【”食事は好きな人と一緒に食べるのが一番美味しい。”チョウ・ドンユイさん、こんな面白ラヴグルメコメディに出演されていたとはなあ。吃驚である。】」恋するシェフの最強レシピ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”食事は好きな人と一緒に食べるのが一番美味しい。”チョウ・ドンユイさん、こんな面白ラヴグルメコメディに出演されていたとはなあ。吃驚である。】
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◆感想<Caution!内容に触れています。>
・やり手だが高慢な、実は寂しい実業家ルー・ジンを演じる金城武さんが、若くてお茶目なチョウ・ドンユイさん演じる天才シェフ、グー・ションナンに翻弄される姿がとても可笑しい。
・ご存じの通り、チョウ・ドンユイさんはチャン・イーモウ監督の「サンザシの樹の下で」で大抜擢され、且つ大ブレイクし(当然、作品も大変に良い。)、その後「少年の君」で完全にヤラレタ女優さんである。
・今作でも、小柄で切れ長の目が印象的なお茶目な天才シェフを楽しそうに演じている。特に、拗ねる表情やニッコリ笑う表情にはヤラレテしまうのである。
・ルー・ジンも相当な美食家であるが、インスタントラーメンを常備し、厳密に時間を測って作る数々のシーンも可笑しい。
そんな、ルー・ジンがグー・ションナンの細い手首に嵌めさせた、接近するとアラームが鳴る時計の使い方が、序盤と後半で変わって来るのも、良き演出である。
・そして、個食を貫くルー・ジンが、グー・ションナンのアパートにずかずか入って来て、食事を作らせ、その後ソファーでグーグー寝て居る時にそっと毛布を掛けてあげるグー・ションナン。そして、その後二人で鍋をつつくシーンも良い。
<”喧嘩する程仲が良い”と言う言葉が在るが、二人が市場で追いかけっこをした後に、一緒にテラスから肩を並べて夕日を見るシーンも素敵な作品である。>
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