「やってみる価値あり?!」恋するシェフの最強レシピ よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
やってみる価値あり?!
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金城武もお金持ちのおじさん役を演じる歳になってきた。だけど、この人のいつまでも少年のようにいたずら小僧な瞳には、ビジネスに邁進する中年男の濁った眼を演じることは難しいだろう。
映画の中で気になって仕方がなかったことが一つ。厨房のスタッフのことを、主人公の女の子のことも含めてみんなを「シェフ」と呼んでいること。「シェフ」とはチーフのことで、厨房のトップのことを指すのだが、少なくとも字幕ではスタッフ全員を「シェフ」と呼んでいた。
中国語の知識や、聞き取る能力がないから、オリジナルの台詞でも「シェフ」なのか、中国ではコックさんのことはみんなシェフと呼ぶことになっているのか(日本だってそういうきらいはある)は分からない。でも、日本語の字幕では料理人の呼び方をちゃんとして欲しかった。料理がテーマのラブコメディなのだから。
それにしても、金城武がホテルの客室で作る「出前一丁」へのこだわりときたら。確かに、麺を茹でた湯を捨てて、きれいな湯でスープを作れば、とてもすっきりとした味わいになる気がする。ちょっと真似してみたくなる。
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