劇場公開日 2018年10月6日

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僕の帰る場所のレビュー・感想・評価

全13件を表示

4.5家族に共感すればするほど、この国の冷淡さにやりきれなくなる

2018年9月30日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

夫婦役2人と子役2人、その驚くべきナチュラルな演技に、この家族がミャンマー人だとか難民だとかは関係なくたちまち魅了される。そうして自然と彼らに感情移入すると、この家族を翻弄する現実の過酷さと不確かな未来に激しく心揺さぶられることになる。日本人がほとんど知らないわが国の難民受け入れの現実や難民家族の暮らしぶりなど、観客にとって学ぶべき点が多々ある。

ドキュメンタリータッチの手持ちカメラが、作品のテーマを効果的に浮き上がらせる。BGMで流れる分散コードのギターは、シンプルな和音と残響が印象的で、あるときは家族の距離感と孤独、あるときは調和と絆を象徴するかのよう。本作が長編デビュー作となる藤元明緒監督。またひとり、才気あふれる映像作家が登場した。

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高森 郁哉

3.0もう少し現実的な脚本を!

2021年6月17日
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鑑賞方法:映画館

在日ミャンマー人のアイセ、妻ケイン、2人の息子の4人家族は東京の狭いアパートで暮らしていた。夫のアイセは就労出来ないのにミャンマーから日本に来て内緒で働いていたため入国管理局から目をつけられていた。妻ケインはそんな不安定な生活が嫌になり夫を1人日本に残し2人の子供を連れてミャンマーの実家に帰った。2人の子供たちは日本で育ったため、ビルマ語が話せないので、日本語学校に入れようとするが・・・という話。
アイセが何でアテもなく日本に来て働こうとしたのか理由がイマイチ説得力無いし、妻も子供達を連れて日本に来たのがどうかと思った。
今年になって起きた国軍のクーデター後ならいざ知らず、日本の企業もどんどんミャンマーに進出してた数年前の状況なら、なんかミャンマー内で働けるんじゃないかと思った。
ミャンマーに帰った子供のうち長男のカウンが日本に比べて汚いミャンマーが嫌になり、日本に帰りたくて家出した時にいきなり日本語で話しかけてくるミャンマー人の子供たちにビックリ。ありえんでしょ、って思った。
日本とミャンマーの親睦を深めるのが狙いなら、もう少し感情移入出来るような背景を作って欲しかった。
日本の入管法がおかしいのだろうとは思うし、困っている在日外国人に寄り添える一助になれば良いのかな、とは思った。
カウン役の子は上手くて魅力的だった。

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りあの

3.5類まれな演出力に舌を巻きます。

2021年6月6日
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鑑賞方法:映画館

本作の何が驚くか?その作風です。
ドキュメントタッチ、、、と言うか
ドキュメント「風」じゃないんです。
演技、カメラワーク、演出、ざらついた映像
完璧なまでに「ドキュメント」なんです。
本当にある家族の密着ドキュメントを
観ている気がしてきます。

これは単純にすごいことです。
家族役の皆さんは演技経験ないのです。
ですが、演出プラン実現のための準備を十分に
念入りに行うこと、プランを全うすることで
このような作品が作れるのですね。
驚きです。本当に素晴らしいです。
子供達の演技・・・いや縁起超えてます。マジで。

本作はある在日ミャンマー人家族の物語です。
その家族に発生した事件によって、家族それ
ぞれが心落ち着ける場所を見つけようと足掻く
お話。人間がどのように居場所を作り、家族が
どのように困難に立ち向かっていくのか?
家族の在り方は?リアリティー感200%で
伝えてくれる作品です。

ですが、藤元監督はこの家族の物語を描いた
のは「ある現実を報告する」目的があったと思います。

この家族の物語は、ある出来事が発生した
「後」の話です。後の姿をリアリティーたっぷりで
描くことで、Keyとなる「出来事」に重みををつけよう
としているのでしょう。

その問題点は「低い難民認定率」と
「入国管理局の外国人への対応」です。
(だと思います)
今、こうなんですよ!ということを広く報告したい
のだと思います、藤元監督は。
確かに、僕自身はよく知りません。
最近、入管施設でスリランカ人の女性が亡くなられた
ことが報道されていて、何か変だなぁって思う程度。
本作の事案とは異なると思いますが、同列かな?と。
年々、海外から日本にくる方々が増えてきていますが
進化、改善していない日本の入国の仕組みについての
問題提起として本作があるのだと思います。
問題提起の作品としては十分な作品になっています。

ただ、残念な点もあります。
本作では入国管理局(窓口対応含め)の対応が
描かれていますが、これはあくまでミャンマー人側の
目線で語られていることを忘れてはいけません。
つまり、当該のミャンマー人の方から見たら「こう見える」
ということです。
その対応をせざるを得ない理由があるはずなのですが
描かれていないのです。ミャンマー人家族の立場から
見た入国管理局が描かれるので悪印象しか持てない
のです。(意図的にそうしているように見えますが)
本作はドキュメンタリーではないですからそれまでを
求めてはいけないことは十分わかっていますが・・・・、
少なくともなぜ国側はそのような対応をするのか?を
描いて欲しかった。そうすればより問題点が明確に
なったのではないか?と思います。

願わくば、この心象的にもよろしくない入国管理局の
方々を見ただけで「けしからん!これではいけない!」と
短絡的な考えに陥る人が生まれないことを祈ります。
単純な話ではないと推測します。

さまざまな事象に対応しきれない、時代に合わない
現実あるという事実を知り、より詳しく知り、考えたいと
思うキッカケになる作品であってほしいと願います。

良作です。

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バリカタ

4.5グローバル化ーこの映画は日本にたくさんいる子の心の代弁。

2019年9月28日
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泣ける

萌える

長男ーカウン君ーの、物静かで、いろいろなことを訴える瞳が忘れられなくなる。

帰国子女の逆版。
二つの祖国。自分はどこに根差すのか。
産まれてから/もの心ついてからずっと染みついた文化。
自分のルーツの文化。

大人なら自分で選択していけるが、子どもはただ受け入れるしかない。
この映画の子どもたちは特殊なケースに見えるかもしれないが、東京都の幾つかの区では、クラスに数人、日本人以外のルーツを持つ子や、帰国子女は当たり前で、とてもとても身近な問題。(映画での、長男の友達も普通に長男を受け入れている)

UNHCR WILL2LIVE映画祭2019にて鑑賞。
映画の上映後、監督の話も伺えた。

あえて、”難民の〇〇”さんというレッテルではなく、日本に暮らすあるミャンマー人家族の風景として撮影したそうだ。
 だからか、彼らがなぜ自分を難民とみなしているのかが、伝わってこない。
 単に、日本で暮らしたい/育てたい/教育を受けさせたいだけじゃないかなんて思ってしまう。ミャンマーでダメなら、日本で、日本でダメなら、ミャンマーでと動いているだけのようにみえ、申し訳ないが、親の都合に子どもが振り回されているように見えてしまう。だから余計に、二人の子どもの心の叫びに身が引き裂かれる思いがする。

とはいえ、このように撮ってくださったからこそ、日本で暮らす、日本以外のルーツを持つ方々の子どもーダブルと言われる子も含むーや、帰国子女たちを思い出して、胸が痛くなってしまった。

不法入国労働者。
 彼らは自分の国で稼げないから日本に来る。けれど、彼らを必要としているのは日本だったりもする。いわゆる4K・5Kと言われる労働現場。失業率が0%でないのにも関わらず、後継者・労働者不足で閉鎖せざるを得ない零細企業。労災を産む、もしくは生み出しかねないような労働環境を整えられないくらいのギリギリの経営を強いられている下請け。そんな経営者にとっては、まじめに働き続ける外国人労働者は救いの手なのだ。
 不法入国労働者というと、すぐに犯罪というイメージが刷り込まれているけれど、それはマスコミ等の取り上げ方のせい。多くは、警察に目をつけられたら強制送還になるから、ひたすら目立たぬように地味な生活をしている。幼子を公園で遊ばせている時に、警察に捕まったら、家族離散になるからと、家の中だけで子育てしていた家族に出会ったこともある。3歳だという子の体格は1歳くらいしかなかった。救いは、ネグレクトされた子とは違い、愛着・精神発達の点では問題がなかったこと。

不法以外の人々も来る。
 すでに日本に定住している人を頼って、送り込まれる子ども達。日本で質の良い教育を受けさせるためだ。勿論、大学等は、もっとスッテップアップできる異国の機関を狙っている。子が望んでくるのならいいのだが、本人は国で親や友達と成長したいのに、親の意思で送りこまれる。受け入れる家族が、その子のために配慮できるならいいが、『シンデレラか落窪物語か?』という生活を強いられている子もいた。ディズニーランドに行くなら、その子も連れて行ってやれよと怒ったこともある。そこまでひどくなくとも、一族の期待を背負わされて、どれだけのプレッシャーなのだろうか。
 家族で来て、友人ともうまくいったケースでも問題が出る。宗教や親の考え方で、遠足や給食・部活・TV番組・コンサート等、友人と同じ活動ができないで、泣いている子も多い。
 親の都合・考え方で、あっちの国とこっちの国を行ったり来たり。自分がどこにアイデンティティを持っていいのか混乱して、引きこもりとなる子もいる。
 日本で叱られれば、あっちの国で暮らすからといい、あちらでうまくいかなければ、日本で暮らすからといい、努力しない子もいる。
 国・文化によって、認められるポイントや制度が違うから、どう頑張っていいのか混乱してしまい、最終的に努力する気がなくなる子もいる。

安定した生活・安定しかつ高度な教育を求め、ステップアップすることを望むことの、何が悪いのだろう。詐欺のような手法で誰かを食い物にしてのし上がろうとするのではない限り。
 悪いのは、自国でそれが叶わないこと。
 そして、相田みつを氏の「奪い合えば足りぬ。分けあれば余る」が頭をよぎる。

勿論、うまく適応している子もいる。
 留学の最大の長所は、世界各国に友達ができること。留学した先の人々だけでなく、その留学先に集まった人々とも友達になれる。そんな縁が平和に繋がるのだとしたら、日本人が世界に出ることを推奨する前に、今日本にいる外国籍の方々を大切にしなくちゃいけないだろうに。

言葉。それはコミュニケーション・意思疎通を助けるもの。
と同時に、文化の継承。
そして、考えを深めるためのツール。
 早期からのバイリンガルで、思索を深める手段を失ってしまった人たちもいる。
 この映画の母と子も、言葉が通じなくとも、気持ちは通じている。
 途中で映画に現れるディズコミニュケーションは、実は言葉の問題ではない。
 母の「こうあってほしい」と、子の「こうあってほしい/こうしたい」のぶつかり合い。それは、同じ言葉を話していても起こりうること。
 伝えたいことと伝えたいという思いと、理解したいという努力があれば、ボディランゲージだってなんだって伝わるんだ。母が怒っていること、嬉しがっていること、調子が悪いこと、良くなってきたことは、母をみている長男には全部わかっている。反対に、心配に押しつぶされて、子の心の動きを見なくなった母には自分の心配しか見えていない。

そんな一般家庭でも行われているような自然な交流がドキュメントのように紡ぎだされる。
 母と長男・次男は本当の親子だそうだ。そして、実際の撮影の1か月前から父役と家族として接してもらっていたそうだ。次男以外には”演技”をしてもらったが、次男には、映画として欲しい言動が起こるようなシチュエーションを作って、次男の反応を待って撮ったという。「演技ということを理解できない年齢だった次男役のテッ君に悪いことをしてしまった」とおっしゃっていた監督の、彼らを見つめる優しさが、そのまま映画の雰囲気となっている。
 初めて演技する出演者が、やりやすいように設定を工夫したとはいえ、父を演じたアイセ氏も、母を演じたケインさんも、初めての演技とは思えぬ姿に引き込まれる。
 そして、何よりも、長男を演じたカウン君。何もかも初めての中で、その時々に起きる出来事に、大きな目を見開いて、一生懸命、自分なりのやり方で対応しようとする姿が心に残る。

 異国の地、というだけでなく、同じ県内でも”転校”せざるを得ない子ども達。
 抑うつ状態の親を持つ子ども達。
 離婚や単身赴任等、家族が別れ別れになってしまった子ども達。
 家族や友達、保育士や教員他、慣れた場所とか、やり方がわかるということも含めて、子どもを取り巻く環境を考える上でも、カウン君のような経験をする子どもが見せる表情・サインを受け取れる大人でいたいと思った。

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とみいじょん

3.5日本って難民とか関係ない話だと思ってるけど

2019年1月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

日本で暮らす難民認定待ちのミャンマー家族の物語。
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何回も何回も難民申請するんだけどいつも通らず、審査官的な日本人は国に帰った方がいいんじゃない?と冷たい態度。
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このエピソード実際の日本在住ミャンマー人の体験談らしくて、いつもヨーロッパとかの難民の映画見てもうちょっと気持ち考えろよとか思うけど日本だって同じなんだね。泣けるよ(笑).
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そもそも自分達日本に難民なんていないって思ってるような所あるけど、申請してる人はめちゃくちゃいるらしい。ヨーロッパではまだ問題になってるけどニュースにもならない日本はもっと酷いな。
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なんか最終的に奥さんが日本にいたくなくなって、ミャンマー戻るんだけど、子供が可愛そうだったな。ずっと日本で暮らしてきたからミャンマーの汚い生活は無理でしょう。変なお祈りとかさせられてるし(笑).
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お母さんは子供にミャンマー人なんだからってミャンマー人になることを押し付けてるようなところが気になった。日本かミャンマーか選ぶのは子供の自由だと思うんだが。

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せつこん

3.5悪意の政治家と尻尾を振るだけの役人たち

2018年11月20日
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悲しい

 子供たちの演技は驚くほど上手である。それもそのはずで、父親以外は実際のビルマ人の母子が演じている。上映後の舞台挨拶でそう話していた。当時7歳のお兄ちゃんはそれなりに演技をしていたが、当時3歳の弟は気持ちのままに声を出したり動いたりしていたそうだ。自然な演技は当然である。
 作品は坦々としたストーリーだが、頼るあてもない異国の地で身分の保証もなくその日暮らしを続ける心細さが伝わってくる。かといって故国に帰っても仕事はなく、生活の目処が立たない。軍事政権からアウンサンスーチーに権力が移っても、庶民の生活が改善されるまでにはまだまだ時間がかかるのだ。
 そもそも子供たちと豊かに暮らすために世界3位の経済大国に来たのだ。みんなを連れてきた夫としては、帰る選択肢は考えにくい。ビルマで培ってきたそれなりの技術はある。難民認定が受けられれば単純労働ではない職に就くことができる。そう考えてひたすら我慢の日々を送るが、入国管理局はなかなか認定してくれない。
 入国管理局の役人も公務員である。日本国憲法第15条第2項の規定のとおり、すべて公務員は全体の奉仕者であって一部の奉仕者ではない。しかし、ほとんどの役人は自分が国民のために尽力する下僕であることを忘れて、法律の番人だと誤解している。だから番犬が吠えるみたいに、窓口に来た人々に吠える。そういえば先ごろ五輪担当相に選ばれた大臣は「選んでくれた総理大臣のために任務を果たす」と言っていた。大臣が特別公務員であることも知らないのだろう。
 働き方改革では、労働者の権利を守る労働基準法の徹底を図ろうとする労働基準局は何も動かなかった。そして今回の出入国管理法の変更は、犯罪者が入ってくるのを防ごうとする入国管理局の役割と真っ向から対立するはずだが、入国管理局は何も発言しない。
 役人も政治家も公務員である。たしかに権力は政治家に集中しているが、その権力は国民から信託されたものだ。だから一般の公務員も特別公務員に対して物が言えるはずだが、役人は皆、権力を背負った政治家の前に出ると、飼い犬のように尻尾を振るだけである。少しは役人としての矜持を見せたらどうなのだろうか。
 悪意のある政治家と、唯々諾々と従うだけの役人たちのおかげで、日本ではこれからも外国人労働者は低賃金の繰り返し単純労働に従事させられ、資本主義らしい酷薄な搾取をされ続けるだろう。そういう扱いが外国人労働者だけでなく、日本人の99パーセントにまで広がるのはそう遠い先のことではない。

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耶馬英彦

3.5個性的ではあるが

2018年10月18日
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舞台挨拶もあり、製作者達の作品に対して想う事はかなり理解できました。
子役とその家族もとても良かったです。
ただ、最初から最後まで淡々としてて、
スッキリしない。
現実はそんなもん。というのが残念な気がします。

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Yoji

3.0重いテーマでした。

2018年10月14日
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難民申請が受理されないミャンマー人家族、日本で育って日本語しか話せない小学生と親子の想いを込めた内容で、ノンフィクションのドキュメンタリーのようでした。
中国駐在したばかりの時に小学校3年生の長男が日本に帰りたいと泣いた日を思い出します。子供にとっては「帰る」のではなく、どちらの国にも「行く」のだという事を教わった赴任前研修が思い出されました。

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Miya-n

1.5難民とはなんなのか

2018年10月13日
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悲しい

難民申請しても通らないミャンマー人。
普通に帰国できるし、そりゃそうだよ。

ビザの関係で働いちゃダメなのに不法就労。
愛想をつかして奥さんは子供を連れて国へ帰る。
旦那さんは何か政治活動とかしてるのかな。
自分の国を良くするために。
日本でこっそり稼いでるだけじゃないの?

奥さんも旦那さんもミャンマーに実家があって普通に生活してる。
これは難民なのか?

ミャンマー人以外にも、そういう感じで日本に来てる人はいる。
そして「難民と認められない!」と怒っている。
その人たちを支援する日本人もいる。

本当に保護されるべき「難民」たちはしかるべき確認などののち
難民認定するべきだ。

しかし外貨を稼ぐことだけを目的にしか思えず、
日本の治安を悪化させ、日本への感謝の思いを感じられない
外国人たちを受け入れるのは国家の崩壊につながる。

「そんな小さなこと…」と思っていても、
実際に「難民申請してる人たち」が暮らしている
スラム街みたいなところが日本のあちこちにあったりする。
それが悪いと一律には言えないけど、異国情緒が漂い、
薄汚れていて、治安が悪化しているのは確か。
自分の地元がそうなったらと思うと悲しい。

そんな人たちを美化しているこの映画は非常に残念だけど、
そんな「難民」の実情がリアルにわかったという意味においては
意味がある存在かもしれない。

親の身勝手に振り回される子供がかわいそうだった。
いつもは「子供もそういう親を選んできたのかな」と、
本人が乗り越えるべき課題なのかな、と思うのだけど、
この映画だけはかわいそうに思えた。

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Harika

1.0何かありそうで

2018年10月10日
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何かありそうで、結局、何もない映画だった。

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まつみの

2.0嘘つき

2018年10月6日
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単純

難しい

日本で暮らすミャンマー人夫婦と小学生と未就学児の息子達の話。

父親が難民申請をするも通らず、滞在期限は過ぎて入国管理局に連行されて、帰ってこられたものの母親は子供2人とミャンマーに帰国するというストーリー。

難民問題はわかるし、日本に来た経緯は政治的な側面もあるのだろうけれど、帰国するか日本に残るか選択出来る彼等は、はたしてこの時点で難民なのか?という疑問が頭に浮かんできた。

そういう意識があるから、母親なりの愛情は判るけれど少々ヒステリックだし、やはり自分の都合を子供に強いる感じは否めなかったものの、そこにリアリティを感じた。

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Bacchus

4.5これこそ多くの人に観て欲しい映画

2018年10月3日
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藤元明緒、この名前を絶対に忘れないだろう。まだ一度しか観れていないが、間違いなく今年1番(日本映画)の作品だと思う。
家族を捉えるその眼差しに心打たれる。国の中だけに居たらわからない、日本という国の実情、越境したからこそ伝わる万国共通の家族のあり方。普遍的かつ、演出力やクリエイティブに妥協せずに生まれた良作である。

露悪的で人を刺激することしか考えてない、映像作家にこそ観て欲しい。

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ビビ

5.0日本が当事者である難民を背景においた映画

2017年10月30日
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泣ける

笑える

知的

グローバル化を本当の意味で進めなければいけない日本にとって必要な映画。この映画は日本こ国民性的問題が背景にあると感じる。可能性を感じさせる素晴らしい映画。東京国際映画祭で拝見しました。

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中里