「音楽ネタはいいけど主人公が………」モダンライフ・イズ・ラビッシュ ロンドンの泣き虫ギタリスト kizkizさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽ネタはいいけど主人公が………
シング・ストリートみたく音楽好きなら一度は妄想したことであろう音楽ネタがいっぱい。
レコード屋で出会う、一緒にライブに行く、フェスに行く、音楽談義をする……。
シングは表現者側だけどこっちは一般リスナー寄りかな?
セリフに出てきたり劇伴でかかるのがレディへ、The 1975、モーターヘッド、フォールズ、スピリチュアライド、ホワイト・ライ、The XX……と“いま”の音楽好きもフフフとなるバンドでいっぱい。
音楽好きとしてはこれだけで心踊るものがあります。
ちょっと会話が厨ニ病っぽくて恥ずいけど;
と、音楽ネタはいいのだけど主人公がワガママ夢語り野郎なのに結果をなにも残せずで……幸せになって欲しいとまったく思えなかった。
クズなヤツだけどこんないいトコもあるよって描写が少しでもあれば違うかったのだろうけど……そういったシーンは無く、ほぼ感情移入できずで…うーん。
ストーリーも後半の盛り返しに説得力が無くてちょい弱かったかなぁとも。
うーん、惜しい作品!
音楽好きなら期待値低めでいけばそこそこには楽しめるかも?
余談ですが、“ヘッドが名前につくバンドは成功する。
Radiohead、Portishead、Talking head、Motor head……”
ってセリフの字幕で、なぜかトーキングヘッズだけ省かれてたのがほんのり哀愁ありました。
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