わたしは、幸福(フェリシテ)のレビュー・感想・評価
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最後までハマれなかった…
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ベルリン国際映画祭審査員グランプリ(銀熊賞)受賞作ということで、期待をして観に行ったのですが、最後までずっと退屈だった…
フェリシテが森に行くシーンが何度もインサートされる。
ああ、これは彼女の心象風景なんだろうな…と思って観ていると、終盤のタブーのやり取りで、どうやら本当にどこかの森に行っていたことが分かる。
同じく何度も挿入される楽団の演奏シーン。
団員の中にフェリシテの姿は見当たらない。フェリシテの知り合いがいるのか? 僕には判別できなかった。
これらのシーンと本編との関連性がまったく分からず、ただ単に「話の流れを分断する余計なシーン」にしか見えなかった。
事故に遭った息子がほとんど口を聞かないところも、最初からそういう子供だったのか、事故をきっかけにそうなったのかが分からないので、彼が少しずつ言葉を話すようになる展開も、「ああ、そうなんだ」としか思えなかった。
タブーとの関係が深まっていく展開は「シークレットサンシャイン」を連想させた。
ただ、タブーのキャラクターが「酒乱」「女性関係にだらしない」「口先だけ」に見えてしまい、魅力的に感じられなかった。
フェリシテはタフな女性だし、目力の強さは凄いなと思った。
全体的に物語の推進力が弱いと思ったし、いろんなシーンが自分の中で結びつかず、退屈な鑑賞となってしまった。
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