「下衆の勘繰りかもしれないが。」スリー・ビルボード Yohiさんの映画レビュー(感想・評価)
下衆の勘繰りかもしれないが。
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アカデミー賞の部門賞を幾つも取った作品で、サム・ロックウェル、ウッディ・ハレルソンも出ているのだが、僕は余り楽しめなかった。一番の理由は主人公の生き方にかけらも共感出来ないこと。勿論娘さんを殺されたことには大いに同情するが、余りにも生き方が自分中心。なんでも自分以外の何か(他人とか、政治とか、世の中とか)のせいにする姿勢には共感できない。そもそもこの作品はやたら社会問題(人種問題、移民問題、銃のあり方、LGBTなど)を取り上げているが、製作陣がそうすることによって賞を取りに行ったのではないかと邪推してしまう。ほぼ同じ製作費で監督も同じ、出演者もやたら被っているセブン・サイコパスは商業的には全く成功しなかったが、僕はこちらの方が好き。サム・ロックウェル、ウッディ・ハレルソンの2人は今回もかっこいい。
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