劇場公開日 2018年2月1日

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「キョーレツな怒りを表しています。」スリー・ビルボード Birdさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0キョーレツな怒りを表しています。

2020年2月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

フランシス•マクドーマンドが「ファーゴ」に続いて2度目のオスカーを獲得しました。
始めのシーンで、神父が親身なフリをして訪れたのを彼女が叩き出しますが、
「見て見ぬフリをするのは罪に加担していることと同じ」という
ミルドレッドの怒りを吐き出しています。
以降、この怒りに突き動かされるように話は進んでいきます。
やがて、自身にもあった差別の意識に気付かされることになるのですが。

アメリカ南部の片田舎の閉鎖的な町で次々と起こる事件、
息を飲む展開です。
この映画では、特にラストが面白くて、公開時に見た時、
へぇ〜、アメリカもちょっとは変わったかな、と感じました。
未だに銃社会ですが。
怒りを胸に、どう向き合っていったらいいか考えさせてくれる作品です。

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Bird