「魂を揺さぶる名作」スリー・ビルボード カメさんの映画レビュー(感想・評価)
魂を揺さぶる名作
個人評価:4.8
魂を揺さぶる名作。
わずか2時間に満たない作品だが、全ての登場人物が人間味にあふれ、魂が燃えている。心に訴えかけるような演技は、すべてにおいて嘘がない。本作でオスカーが2名出ているのも納得である。
1人の少女の死が、南部の田舎で暮らす人々の人生を狂わせ、燃えるような魂のぶつかり合いへと向かう。人間讃歌がこの作品にはある。
最後のアイダホに向かう車中での2人の会話。
「どうするかは道々決めればいい」。
人生の哲学を物語るような締めくくり。いつまでもしめつけるよう心に刺さる。
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