劇場公開日 2018年2月1日

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「被害者家族の心の叫びが、映像化された作品」スリー・ビルボード eigatama41さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0被害者家族の心の叫びが、映像化された作品

2018年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

この時期、各映画賞でピックアップされる作品は、最新技術を駆使した超大作でもなくこんな作品ってのは、毎年恒例ですね。

恨みが恨みを呼び誰も救われない末路、最後のシーンの行き着く先は・・・
自分に反抗しまくってた娘が、親子喧嘩の後に何者かにレイプされ焼き殺される。
人種差別が根底にある社会では、警察もアテにならないと感じた母親の行動が、事件の解決に結びつと思いきや・・・恨みつらみ連鎖が止まらない。

まぁあそこまで、不審な行動しながら拘束されないのが、映画って感じはしますが、映画だから事件が解決するとは限らない〜^^;;;

こんな事件の被害者家族は、泣き寝入りするしかないのが現実ですが・・・
母親を中心に巻き込まれとばっちりを食う面々の人間描写に、翻弄される作品でした。

鑑賞者が想像する結末にもハッピーエンドはない事は、察しのつくラストに未来も何もない。。。☆4

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eigatama41