「感情移入タイプではありません」スリー・ビルボード ジンクスさんの映画レビュー(感想・評価)
感情移入タイプではありません
主要人物は皆変人ばかりなので、ストーリーに「自分だったらこうする」と共感できることを求めるタイプのお客さんには好かれない映画です。
とりあえず作り手の意図することや、人物の性格を浮かび上がらせるシーン作りは見事ですので、出来としては評価されるべきだと思います。
あらゆる悪事、大胆な行動が出てきてドキドキしますが、冷静に考えて観るとこの作品のテーマに繋がります。
それぞれの人物のそもそもの目的はなんだっけ?
テーマである「怒り」が人間関係を狂わせ、遠ざけ、かと思えばまたくっついたり…。
自分にとってこの映画は反面教師というか、深呼吸して落ち着いて生きないとダメだなぁと心に刻むための作品でした。
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