「絶賛の嵐に、???」スリー・ビルボード 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
絶賛の嵐に、???
クリックして本文を読む
※気を付けてください、ネタバレしてますよ。
軒並み高評価の絶賛の嵐。
ええ?みんな、そうなの?
確かに、クズ警官の改心には目を見張るものはあった。オープンエンディングのラストも深く心に訴えるものはあった。
だけど、全然主人公ミルドレッドの行動に共感できない。
手詰まりの捜査を非難する方法として、所長を名指しにするのはどうなの?
まるで街中を敵に回すような態度もどうなの?
報復として、警察署に放火するってどうゆうこと?
真犯人じゃない男を殺しに行くなんて、それはたとえそいつが人間のクズだとしてもとばっちりでしょ?
むしろ娘と口喧嘩したことが遠因であることに自責の念が駆られ、罪滅ぼしの意識で執拗に意固地を貫いているの?
恨みを晴らしたい気持ちはわかる。だけど、こんな手段が称賛されるのがアメリカの社会?、いやあ全然無理だわ。憎しみや怨嗟が永遠に続き、広がっていくだけだよ。
そう書きながら、確かに最後にエンドロールを見送りながらクズ警官にちょっとジンと来ちゃったけど。だけど、あれは許されない。
そんな自分の感覚は変なのか?
コメントする