「スリー・ビルボード」スリー・ビルボード しょうちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
スリー・ビルボード
2018年11本目の劇場鑑賞。
フランシス・マクドーマンドが娘を殺された母親の怒りと悲しみを体現して絶賛された衝撃のサスペンス・ドラマ。
アメリカの田舎町を舞台に、
主人公がいつまでも犯人を捕まえられない警察に怒りの看板広告を掲げたことをきっかけに、
町の住人それぞれが抱える怒りや葛藤が剥き出しになっていくさまを、
ダークなユーモアを織り交ぜつつ、
予測不能のストーリー展開でスリリングに描き出す。
本作は「第90回アカデミー賞」ノミネーションにて、
作品賞含む6部門7賞にノミネートした作品。
ミズーリ州にある架空の田舎町エビングを舞台に、
3つの広告看板から端を発する物語。
本作はいわゆるボタンの掛け違いが延々と起き続ける作品で、
ストーリー展開の予測が難しくなっていきます。
予測不可能な面白さもありますが、
キャストも良かった。
ディクソン演じるサム・ロックウェルが、
もうどうしようもないくらいアホで、
暴力的で無能なんですが、
最初と最後で印象がガラリと変わる。
最後の最後まで油断できない映画でした。
オレンジジュースをどうぞ。
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