劇場公開日 2018年2月1日

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「今日の敵は明日の友。」スリー・ビルボード 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0今日の敵は明日の友。

2018年2月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

話はラストにどんどん近づいて行くのだけど、物語がどう展開して行くのか全く分からなかった。
ただ、怒りの感情に身を任せて直感的に行動する人達を笑うコメディのようでもあり、引いて見ると、今の世の中を風刺してるようであった。
怒りに任せてビルボードに広告を打ち、嫌いな警官も実は影では結果は伴ってないけど行動はしていたり、メキシコ人が助けてくれたり、黒人が味方でいたりというのは、
アメリカが今こういう状態なのかもしれないが、
身近で言うとSNSの誰かがヘマしたら、その一面だけ見て、それ!叩いてやれ!と行動する人が被って見えた。

僕的には、サム・ロックウェルが主人公のようにも思え、酔っ払って、すぐカッとなって自分の正義だけで暴力を振るう男が、尊敬する上司の死に直面し変わろうとする様に感情移入出来た。

ラストもやはり怒りと悲しみに任せた、何とも言えない、だけどこれはこれてま有りなのかなと考えさせられた。

奥嶋ひろまさ