「オール・ユー・ニード・タクシー」エンドレス 繰り返される悪夢 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
オール・ユー・ニード・タクシー
12時に娘ウンジョン(チョ・ウンヒョン)と待ち合わせしたジュニョン(キム・ミョンミン)は2回目以降、とにかく早く現場に着くよう努力する。そのためには高速道路料金所で金も払わず猛スピードですっ飛ばして行くのだ。現場の状況は、オレンジ色のタクシーが中央分離帯に激突して運転手が瀕死、乗客は死んでいる状況。医者の使命として運転手を何とか助けようとするが、反対側では撥ねられた娘ウンジョンの姿に驚くジュニョンであった。5回目にはタクシー運転手の携帯番号を確認。
6回目を迎えたとき、救命救急士ミンチュル(ピョン・ヨハン)が「あんただけ毎回違う行動をとっている。何者なんだ?」と声をかけてくる。ミンチュルもまた同じ日を繰り返していたのだ。また、タクシーの乗客はミンチュルの妻ミキュンであると教えられる。そして、ウンジョン、ミキュンの命を救うため、2人は模索する。タクシーに乗らないようにする、待ち合わせ場所を変える。
しかし、再び同じ日を繰り返した時、12時が無事に過ぎて公園でウンジョンと会おうとした時に謎の男から電話がかかってくる。「娘は3年前に死ぬ運命だった」と。そして、親子とも公園内を暴走してきたタクシーに撥ねられる。
2人とも過去のことを調べ始めた。もう12時に現場に向かう以前に、タクシー運転手が何者なのかを突き止めたのだ。3年前、ジュニョンは父親の同意無しに脳死した少年イ・ハルの心臓を娘ウンジョンに移植したという罪。そして、ミンチュルはその父子が事故に遭った時に救助が遅れてしまったのだ。父親はタクシー運転手イ・ガンシク(ユ・ジェミョン)。その事実を知ってからは、ミンチュルは運転手殺害、ジュニョンは許しを乞う方向に動く。
何度目だかわからなくなったけど、10数回目にジュニョンは車をタクシーに体当たりさせて何とか娘を救う。しかし、その後に引火して爆発。しかし、何とか許しを乞うたために、その次の回にはようやくハッピーエンドを迎える。