「戦争と音楽」永遠のジャンゴ fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
戦争と音楽
冒頭の五重奏がまずびっくりする美しさ。そしてギターの情熱的な音色に。
どこかで聞いたことあるような気もするけど、斬新で心が揺さぶられました。
ミュージシャンといえども、戦争から逃れることはできない。
強制労働でメンバーが抜けてしまうことも。
「兵士の士気高揚のため」として演奏するかと思えば。
「民衆が音楽を楽しむため」には、スイングは2割まで云々制約を課せらられる。
そんなの音楽なんじゃなよー。そう思えるのは、今の時代に生きているからでしょう。
家を焼かれ、追われ、それでも演奏し続ける。
ジプシーの意地ってとこか。
個人的には母親(お婆さん?)の老婆が、途中演奏する際のギャラ交渉などでいい味出していたのが気に入りました。
ラストの演奏の譜面が残っていないのが、まさに迫害された々ジプシーたちへのレクイエムでした。
正直な話音楽が良すぎて、話の内容がちょっとぼんやりした印象。
コメントする