劇場公開日 2017年12月2日

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「他人事でない」希望のかなた マリエルさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5他人事でない

2018年1月12日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

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悲しい

やむなく故郷を離れたシリア難民の主人公カーリド。
状況は特殊でも、彼ら自身は特殊なわけではありません。
難民としてヨーロッパに渡った人たちは、安くはない金額を仲介者に払えるような人。本国では修理工だったり看護士だったりと、それぞれの仕事に従事していた人たちです。
それが一転、仕事はない、難民申請も受け入れてもらえない苛酷な現実に見舞われる。

決して他人事ではないと感じました。

難民に限らず、自身が困難な状況に直面したとき、あるいは目の前にそういう人がいたらどうするか、何ができるか、考えてしまいました。

アキ・カウリスマキの映画を見るのは、私は「ル・アーヴルの靴みがき」が初めてで、「希望のかなた」は2作目です。
色彩や画面が独特ですね。
日本ネタが出てくるのにもちょっと驚きました。

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マリエル