「魂の演技に震えた。見事。そして奥深い映画。」博士と狂人 Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
魂の演技に震えた。見事。そして奥深い映画。
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メル・ギブソンとショーン・ペンがダブル主演なら、観ないわけにはいかない!
予想以上に良かった。。。
やっぱりショーン・ペンが圧倒的な存在感。
この人の、昔の死刑囚の話で「デッドマン・ウォーキング」を観て「この人はタダ者ではない」と震えた記憶がありますが、今回も同じくらい衝撃的な演技でした。
誤って人を殺してしまった罪を悔い続けながら、その遺族に許されることでさらに苦しむ様。
人間とは本当に繊細で複雑な生き物なのですね。
精神を患ってもなお、彼は良心を失わなかった。
・・・文盲だった彼女が文字を覚え、彼にシンプルなメモをそっと渡す。
I can because of you
言葉を知ることで、書物を読めるようになることで、どれほど世界が広がるか。
言葉の大切さ、尊さ。生きる力になること。
作品自体は世界最高峰「オックスフォード英語大辞典」の完成秘話がストーリーの軸ですが、メル・ギブソンとショーン・ペンの友情ものとして観ても良し。
宗教的に「赦しとは」「罪とは」という視点から観ても考えさせられ、奥深い作品だと思いました。
うん、観てよかった〜!
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