劇場公開日 2020年10月16日

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「近代という「言葉」時代を支えるもの。」博士と狂人 kthykさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0近代という「言葉」時代を支えるもの。

2020年10月26日
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素晴らしい映画だ。世紀末の人間社会を支えるもの、それは言葉の持つ意味と役割。もはや宗教でも音楽でも美術でもなく、言葉の辞典編纂こそ新時代の土台となるもの。写字室に関わる、博士と狂人のドラマ。現実的日常や政治的社会を超える、言葉の持つ意味社会の構築こそ、二人が共有した役割だった。

kthyk