「😒な映画」絵文字の国のジーン 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
😒な映画
日本発祥の“絵文字”がハリウッドでアニメ映画に!😆
ところが、大酷評&ラジー賞初のアニメ映画で最低作品賞受賞という不名誉…😱
ま、確かに、面白かった!傑作!…とは言えない出来映えだった😭
とある男の子のスマホの中にある、“テキストポリス”。
そこでは絵文字たちが、各々の役割通り暮らしている。
が、ふーん顔😒のジーンは、ふーん顔以外の感情を持っている変わり者。
案の定絵文字の晴れの舞台で大失態をやらかし、“不具合”とされる。
この街の外に正しい絵文字になれる領域がある事を知ったジーンは、知り合った仲間と共に、スマホの中を大冒険。
追っ手とスマホ初期化の危機が迫っていた…。
着眼点は面白い。
知られざる絵文字やスマホの中の世界。
擬人化されたキャラが繰り広げる、冒険、友情…。
自分の役割とは…?
本当の自分とは…?
ファミリー向けアニメの王道。
…でもこれって、まんま『シュガー・ラッシュ』×『インサイド・ヘッド』。
って言うか、その劣化版。
実際のスマホアプリが多く登場しているらしいが、YouTubeも見ないし、スマホの機能やアプリにも疎い自分にとって、特にそそられるものは無かった。
唯一、まさかのYouTube映像のピコ太郎ぐらい。
ゲームの中の世界の方がワクワク楽しかったなぁ。
ストーリーも何だかなぁ…。
一応要素をふんだんに織り交ぜてはいるものの、主題がボケてブレてしまっている気がする。
自分の役割とは…? 本当の自分とは…?
何だかジーンもコロコロと言うか普通に表情が変わるので、ふーん顔の悩みとか伝わって来ない。
で、最後は、スマホ初期化の危機を救ったヒーローのようになり、他の表情を持ってたっていい、自分らしく!
ハッピーエンドなんだけど、強引で安直で、これでいいのかなぁ…。
『インサイド・ヘッド』では、悲しみの役割や必要性を巧く描いていた。
それが本作には無い。
確かにふーん顔の役割や必要性って何だろうとは思うけど、でもちょいちょい使われたりする。
そこら辺、巧く描けなかったもんかねぇ…。
カラフルでユニークに、子供が見る分には楽しい。
でも、大人が見るには…。
😒や😞💨な作品であった。
劇中で男の子が、意中の女の子に絵文字で気持ちを伝える。
気持ちや大事な事はしっかり言葉で伝えないと。絵文字だけじゃ伝え切れない。
何だか、作品を全否定するような事を最後に言っちゃったけど😵