「謎が謎を呼ぶだけ・・」メッセンジャー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
謎が謎を呼ぶだけ・・
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宇宙からの人工的と思われる謎の3信号を受信、可聴音に変換すると長三和音に聴こえると言う。宇宙人からのメッセージが音楽とは「未知との遭遇」以来ですね・・。
発信元は土星の衛星タイタン、海王星の衛星トリトン、準惑星エリスであった。往復10年の調査の命令がロジャー・ネルソン大尉に出された。(実際には行くだけで10年以上かかるでしょ)
着いてみると発信元はビリヤードの球位の謎の球体、そんな小さな物からの電波が地球に届くとは摩訶不思議。球に素手で触れると何やら映像幻覚が起きるが謎のまま。いっそ宇宙人のスマホとした方が面白い。
3つの球体を合わせると膨大な量の信号が発生、説明によると球体は宇宙空間に漂う信号を量子のもつれを利用して同時中継しているらしい、さらに謎の発信源が太陽系最遠外殻の天体群オルートの雲かららしいと判明。
ロジャーは地球帰還の命令に背いて新たな目標オルートの雲へ航海を続けるのだった、飛び去ってゆくマゼラン号の小さな遠景・・・・
これで終わり?と唖然としたらノーベル文学賞を取った英国の詩人T・S・エリオットの「探求をやめてはならない・・」の名言のテロップが出て権威も言っているのだから納得してねと言わんばかりにTHE END。
結局謎は謎のまま、新たな発見は尊い探検家の犠牲によって成り立つというのがテーマなのかしら、原題のMagellanは大航海時代のマゼランに掛けたのでしょう・・。
ロブ・ヨークさんは製作・脚本・監督と大変な思い入れですが、探検家や宇宙飛行士に憧れていたのでしょうかね。
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